
‥こんなことでいちいち真っ赤に
なってしまう小雪だけど、実は
いっぱいいっぱいになっている
のは清さんもだったりします。
平静を装って顔を洗いにその場を
離れた清さんだけど、心の中は‥
(焦ったあああ!!!何やってんだ俺は!
顔近すぎて死ぬかと思ったじゃねぇか!!
俺を殺す気か俺ぇ!!クソが!!!少しは
考えて行動しろよ!!いや…その前に
ガキ相手に俺は何を動揺してんだ…
この歳まで童貞こじらせてんだ、
免疫なんてねぇよな…ははは。)
清さんの心の中はお忙しそうだ 笑
明らかに表にいっぱいいっぱいな様子を
出す可愛らしい小雪と、表向きは大人に
見えるけど心の中ではいっぱいいっぱい
な清さんの、萌えて仕方ないお話です ♡

清さんのお仕事‥詳細はよく
わからないままなんだけど、
妖怪とかに関わりのあること。
それも人間からの依頼もあれば
妖怪からの依頼もあるような
お仕事をしているみたいだった。
この妖精のような不思議な存在が
清さんには見えて、これは誰に
でも見えるものだけど普通の人の
目には留まりにくい‥その見方を
小雪にも教えてくれるんだそうだ。
そしてこの面、これはそういう
ものの中にもいる悪い奴らに
取り憑かれてしまうことを防ぐ
ためのものらしく、寝る時は
もちろん入浴中も目を隠す布
のようなものを使っている。

怪我をした妖精を連れて帰って
きた清さん、手当をしてあげると
清さんの面の鼻先にキスをして
その妖精は飛んでいってしまう。
それを見て、酷く動揺してショック
を受けた小雪だったけれど、それに
対して清さんは挨拶代わりだという。
「西洋じゃ普通らしいぞ、まぁ今のは
助けた礼みたいなもんじゃねぇかな。」
それに対して、私にもお礼をなんて
言い出した小雪‥その本当の理由。
「その…ちょっとだけ夫婦っ
ぽいことが…したい…です。」
自分を子供扱いされているとずっと
感じていて、妖精に清さんを盗られて
しまったような気もあったかもしれない。
そんな小雪に対して、1回だけ
だからな‥なんて言って顔を
近づけたまでは良かったけど‥
面 www 面が邪魔だぁ wwww
鼻先があたった所でお互いに
ハッとして離れてしまった。
もう、純粋に可愛くて仕方ない小雪、
大分思考が壊れ始めている清さん 笑
(心臓いつまで持つかな…。)
互いに一人になって思ったのは、
こんなことだった。二人共、
ほんとどうしてこんな可愛い www

町の人達から清さんの新しい女中と
勘違いされて小雪は機嫌を損ねた。
年齢の差もあり自分が子供であること
を辛く感じている小雪は少々暴走して‥
「私を抱いてください。」
なんて言い出してしまったり 笑
「少しでも清さんの役に立ちたい
のに奥さんらしいとか夫婦らしい
ことがなんなのかわからなくて…
もうどうすればいいのか…だから…」
そんなふうに言う小雪に、清さん
は彼が幼い頃の話をしてみせた。
彼の、不思議なものが見えるのは
幼い頃からで、そのせいで彼の周り
にはそういう物が集まりやすかった。
その影響で彼の周りでは変なことが
起こるものだから、幼い頃から一人
離れで生活をしていたんだそうだ。
でも今は小雪がいるから、そんな
思いをすることは絶対にないんだ。
小雪のお陰で、今幸せってものを
感じることが出来る‥そう話した。
「まぁそれが嫌ってんなら、お前
の言う夫婦らしいことするか?」
なんて、彼は冗談っぽく言った 笑
清さんの言葉や温かい表情で、
小雪は随分と安心した様子だった。
(--嬉しい…。)
年齢の差はどうしたって埋まらない。
でも2人は夫婦というものに何よりも
大切な、互いを慈しみ支え合おうとする
心が備わっているように感じるから‥
ゆっくりでいい。2人のペースでいい
から、これからも仲良く寄り添って
いけたらいいんじゃないかと思った。

ある日、隣の家の次男坊、翔太が
母親に頼まれて漬物を持ってきた。
そこで小雪を見て一目惚れした 笑
のとはまた別の話で、小雪と翔太は
年が近く、そんな2人を見て清さんは
「こうして並んでると、
なんだかお似合いだな。」
なんて言うのだ‥小雪は怒った。
干した布団をすごい勢いで叩く。
洗濯物をぎゅっぎゅと押しまくり
ご飯はよく踏みつけたおうどん 笑
(これは…機嫌が悪い
時に出てくるやつ…!!)
らしい www
この時清さんは、小雪が一体何に
怒ってるのか気付いていなかった。
恐る恐る聞いてみると‥貰った
奈良漬けで酔っ払ってしまった
ようでいつも以上に勢いがある 笑
「いいからそこにお座りなさい!!」
まだまだいろんなことに慣れてなくて
時には小雪を悲しませることも言って
しまうような清さん、でもそんな時に、
小雪はこうやって伝えることが出来る。
何も言えないような関係じゃんないなら
こうやって少しずつわかりあっていける。
‥しばらくは、涙することも
尽きないかもしれないけどね 笑
後日、小雪が清さんの嫁だとわかった
上で思いを伝えてくる翔太に対して、
「二度と来んな!!」
そう言って追い出した清さん。
「安心しろ、お前は
誰にもやらねぇから。」
そんな清さんの言葉に、小雪は
つい頬が緩んでしまうのだった。
ほんっと‥可愛いなぁ ♡

結婚して数週間‥清さんの素顔が気に
なって仕方ない小雪がそこにいた 笑
でも今更見せてと言いにくくて、
覗き見ようと試みたけれど失敗‥
清さんに正直に話すと、快く見せて
くれると言ったまでは良かったけど、
あまりの期待の眼差しに今度は清さん
がいろいろと不安になってしまって‥
「顔見せてお前に嫌われたら
どう責任取ってくれんだよ!」
つい本音が漏れました www
「私が責任を持って
清さんを夫に貰います!!」
とっても男らしい返答をしてきた小雪
だが、清さんはすでに小雪の夫である 笑
結局素顔を見せてくれることはなかった。

「どうしよう…手持ちじゃ少し
足りない、何か売れば足りる
かも…でも売るものなんて…
そうだ、体を売れば…!!」
突然、こんな小雪の独り言を聞いた
清さんは心底焦り混乱しただろう 笑
でもなんとかそれを工面した小雪は
お金を清さんに渡してこう言った。
「このお金で、私に清さん
の体を売ってください。」
もちろん、清さん更に混乱した www
でも、これには決して身売りなんて意味
ではなく小雪の優しさが詰まっていた。
「清さんは毎日お仕事ばかりでお家で
ゆっくりしていることが少ないです
よね。だから私が清さんの一日分の
稼ぎをお支払いできればお家でゆっくり
して頂けると思って…それから私が…もう
少し清さんとお話がしたくて…その…。」
こんな話から、逢引をすることになった。
もしかしたら初めてだったかもしれない。
2人で町を歩き、女中だと誤解している
人達には妻だと紹介してくれたり、
頭をなでたい‥なんて小雪の可愛い
お願いを恥ずかしがりながら聞いたり。
でもそんな微笑ましい状態から一転、
いつかは子供が欲しいと話す小雪、
子供は嫌いじゃないからという清。
「じゃあなんで手を
出してくれないんですか?」
父親に禁止され、破ったらひどい目に
合わされるなんて言えない、だからと
言って自分が童貞だから度胸がないと
言ったら‥それはそれで死にたくなる。
そう考えた清さんは‥探り探りの
様子だったけど、小雪にはちゃんと
届いたようで、待つと答えてくれた。
互いに不安な気持ちもあるだろう。
それでも清さんと小雪はこうやって
少しずつ前に進んでいくんだろうな。
~ひとこと~
ホリミヤで作画を担当されてる
萩原先生繋がりで見つけた作品、
個人的にはホリミヤよりねねね!!
2人が本当に微笑ましくて、
いくらでも見ていられます。
原作は違う先生ですが、萩原先生の
イラストの影響か似たような柔らかい
雰囲気、可愛らしい雰囲気を感じました。
今は1巻限りですが、いつか続編が
出たらいいのになと思っている、
結構お気に入りの作品の一つです。
紹介しきれていませんが、ドキッと
するシーンもたくさんありました。
可愛らしくて萌えるシーンも多々。
このレビューでほんの少しでも興味
を持って頂けたら、ぜひ本をお手に
とり読んでみて頂けたらと思います。