水玉ハニーボーイ 第5巻

著:池ジュン子 先生

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いろいろハプニングも有りつつ、
いつもの仙石と藤くんにようやく
戻った2人だったけれど、それは
それで、相変わらず男として意識
してもらえないことを少し残念に
思う藤くんだった。自分の気持ち
を伝えようと頑張ってみるのに、
思いの外伝わっていない様子…

「あたしは仙石さんと一緒
なら何処でも楽しいのよ。」

「藤君。旅行なのに風景
とか見ないと勿体無いぞ。」

「伝わんないわねぇ。」

そんなことの繰り返しだったから
藤くんも少し大胆になってみた?
ちょいちょいありますけど…仙石は
これくらいわかりやすくいかないと
全然わかってくれないようで大変w

でもやることどんどんすごく
なってくわねこの人…ww
仙石の心臓が心配だわwww

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何やら濃い人出てきましたww
彼女は西郷撫子(通称:ドンちゃん)。
やったらでかくてごついですが、
中身結構な乙女女子のようで…
手作りのストラップをつけてたり、
柄じゃないと感じていた彼女に対し…

「可愛いわねこのチャーム。」

「素敵じゃない綺麗な
名前。撫子ちゃん。」

笑顔でそう言った藤くんだった。

他校の剣道部で、仙石達との練習
試合があった際に応援に来ていた
藤くんに恋をしてしまったようだw
それも七緒のせいで余計ややこしい
感じの誤解を与えているが…(苦笑)

どんな行動に出るだろか。

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なんやかんやあって、仙石宅で
西郷さんが作ってくれたご飯を
2人で食べてるこの状況なのだが、
西郷さんって、藤くんと仙石の
融合体+ゴツい見た目って感じだ。

なんかいろいろ最強っぽいわ。
なんでも出来てすごく強そうでも、
乙女なのできっと結構恥ずかしがり
ですぐ真っ赤になって…イマイチ
可愛さが伝わりにくいけどきっと
すごく可愛らしい子なんだろうな。

自分を好きだという藤くん。
そんな藤くんを好きだという
剣道のライバル…なんか気まずい。

でもこんな状況で考えたのは、
藤くんとも趣味の合う彼女の
方が自分より合ってるんじゃ
ないだろうか…てことだった。

そんな時、突然西郷さんから
投げかけられた質問に、仙石は
ちゃんと答えることが出来なかった。

「藤君の事、どう思ってる?」

「とても大切な、ゆ……
わ…わから…ない……。」

(『友人』?『とても』『大切』な?)

とても大切に思っていることに
変わりはないのだと思う。でも
友人ってのに何か違和感を覚えた
のかもしれないね。これは藤くん
にとっては嬉しい兆候だろうか。

これが好きな人ってことなら、
その気持ちに気付けるきっかけに
なるんだってなら…仙石は今まで
否定してきた思いだったと思う。
何かに、気付けるのだろうか??

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西郷さんとの一件から、どうも
スッキリしないことが増えた仙石。

西郷さんの問いかけには即答する
ことが出来なかったけれど、後に
なって藤くんを目の前にしてほんと
良き友人だなんて思ったりして。

きっと友人としてもとても大切な
存在に思っていることに違いない。
でもそれだけじゃないことには
きっとまだ気付けていないんだろう。

でも自分より西郷さんと一緒に
いた方が藤くんは楽しそうに思えて
しまっていつも自分と西郷さんを
比べてしまうことに疑問を持つ。

その上、藤くんと西郷さんが一緒に
出かける様な話を聞いてモヤモヤ…

嫉妬とか、ヤキモチなんだろうが…
仙石は中々気付きそうにないw

その上藤くんからの好意には…

「そんな訳あるかあああ!!!」

背負投げでお返ししました。
鈍感っていろいろ大変だわw

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いろいろあって、西郷さんは前以上に
強くて優しい人だってことがわかった。
そんな彼女は、自分の気持ちを藤くんに
伝えることを決めたようなんだけど…

「私は藤君が好きです。」

「私仙石さんの事尊敬してて
ずっと見てた。最近彼女
変わったわ。以前は独りの世界
って感じだったけれど随分柔らかく
なったし、私の事も見てくれた。」

「私仙石さんの事が好きな藤君が
好きです。だから、頑張って。」

西郷さんの告白は、藤くんにしたら
すごく嬉しいものだったかもしれない。

女の子に告白されたのが初めてって
いうのは少々驚いたが…まあオネエ
っていろいろ大変かもだしな←

何より仙石への憧れだったり…
その上で自分への好意があって
応援しくれるって気持ちがね。

西郷さん失恋しちゃったけど、
もしかしたら今後は素敵な友人
関係にもなれるんじゃないかな
なんて思えてしまう2人でした。

その後…

仙石のヤキモチに気付いていた様子の
西郷さんがもうフラれたから安心して
なんて仙石に言ったのだけれどその後…

「ヤキモチも程々に。」

なんて言ってくれました。
気付けよと思った私だが…

「違うだろう」

すごい渋い顔して否定した仙石w
でもヤキモチって言葉に、今までの
モヤモヤが晴れていくように感じた
仙石は…若干悲惨な状態の藤くんを
放置してその場から逃げましたww

(藤くん…服がビリビリ破けてます)

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さて…今回はいろいろあったw
熱を出したという藤くんのもとに
いろいろ頼まれてお見舞いに来た
仙石だったが、そこには初対面の
女性(露出狂もどき)が…藤姉でした。

次女の双葉というらしい。
長女もインパクトは強かった
けど、次女はいろいろ危ないw

小説家だという双葉さんに言われ
小説を読むことになった藤と仙石。
悪化する要求に逃げてきた先…

こんな状況になってしまった
わけなのだが、さっきまでは
ただの台詞だった言葉を話す。

役に入り込みかけてる感はある
ものの、きっと本人達の気持ち
にも重なるものがあったから、
仙石はこんな表情を見せたの
だろうと思う。乙女の表情だ。

何を言いかけたんだろうね。
一華さんが来たことで途中で
止まってしまったけれど…
彼女がこなければ一体何を。

…めっさ気になるわ。

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例の一件から、無自覚ではあるが
自分の中の藤への気持ちに変化が
出てきた仙石は…なんだかその日
から藤くんがキラキラして見える
ようになりましたwまあ、たまに
ありますよね漫画でそういうの。

「出たな発光生物。」

予期せぬ方向に理解している。

「藤君が発光して君といると
胸ヤケする以外支障はない。」

なんて言ってるけど、これって
言い換えれば藤くんがキラキラ
して見えて一緒にいるとドキドキ
するってことだろ?ほんと無自覚…

そんな感じで七緒の影に隠れたり
光らない七緒を落ち着く場所扱い
したり…七緒が少し可哀想だった。

そんな時、きっと七緒もいろいろ
考えていたんだろうなと思うよ。

「好きだ仙石。」

いつも冗談のように済ませて
しまう七緒だったけど、今回は
そうはいかないようでした。

でも、態度に出さないだけで、
実はずっとちゃんと真剣に
仙石を好きでいたのも、すごく
大切に思ってることは知ってる。

仙石がどこまで彼の気持ちを
理解してるのかはわからない。

でももしかしたら、七緒は表情に
出さないから気付けないだけで、
自分の気持ちとそれに対する
仙石の受け流すような態度と
戦ってきたのかもしれないね。

「『答え』を聞かせてくれ。」

七緒が機会をくれたんだ。仙石は
ちゃんと自分の気持ちと彼らの
気持ちと向き合わなくちゃいけない。

そして、ちゃんと答えを出せる
ようになって欲しい。答えなんて
もう見えてるよなもんだけど、まだ
本人がそれに気付けていないから。

ちゃんと、真剣に
向き合ってくれたらいいな。

~ひとこと~

最後…悲鳴を上げたくなりました。
心臓バックバクでした七緒に対し。

6巻が出るのはだいぶ先になると
思いますが…早く読みたい続きが
気になって仕方ない…そんな状態w

本編の後に『アンドロイドボックス』
という短編作品が描かれています。
こちらのお話も、ちょっとウルッと
してしまう素敵なお話でした。

水玉ハニーボーイ、
今後が楽しみですね!!