水玉ハニーボーイ 第4巻

著:池ジュン子 先生

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突然ですが…七緒が記憶喪失に
なった。原因は…まあ自業自得。

仙石がいるとわかっていて
女子更衣室に入っていった。
バッチリ着替えてるのを見た。
それで仙石が竹刀で…というw

そんなこんなで記憶を失い、
生活に不便はないが人間関係
なんかは全て忘れてしまう。

そんな中で、今までと何ら
変わりなく過ごす仙石には…

「竹刀を振り回す君も女性
としてどうかと思うぞ。」

少々手が出るのが早いところも
含め強い彼女を好きだと言って
くれていた七緒から言われる
その言葉は仙石には辛かろう。

逆に藤くんに対しては本当は
女性なんだと思い込む状態で…

「常識的に考えて
君のような男が…。」

女より女らしくても彼は男だw
根っこは馬鹿な七緒だと理解。

奇行は減っても、共に過ごす
仙石にとっては息苦しさを
覚えてしまうような状態だ。

それに気付いて、なんとか
しようと行動に出たのは藤くん。

最終的に記憶が戻るに至った
のは仙石の一撃だったけどw
藤くんのこの言葉は仙石にとって
自分は自分でいいんだって認めて
貰えたようで、やっとまともに
呼吸ができたんじゃないだろうか。

藤くんには力も体力もない。
それでも大好きな女の子のために
精一杯自分の出来ることをする。
苦手なことだってやってのける。

きっと仙石のためだったら、
藤くんは何でもできて
しまうかもしれないね。

それが彼の強さだろう。

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剣道の練習試合でイマイチ調子
が出ず1戦負けてしまった仙石。

そんな彼女を、藤くんはなぜか
姉(一華)の店に連れて行って…

仙石が竹刀を武器にするように、
一華さんはメイクを武器にする。
そんな彼女が教えてくれたこと。

そりゃそうだ。常に万全って
のは正直かなりしんどいだろう。
その日、その時の状態での精一杯。
そう思えば、心が軽くなるだろう。

少し落ち込み気味の仙石に、
なんて言葉をかけていいのか
わからなくて、姉の方がきっと
いい言葉を懸けてくれるだろうと
姉のもとに連れてきたようだった。

この後、いろいろとハプニング…
というかなんというか、ありました。

以上にドキドキさせられたよw
藤くんsideでも仙石sideでもw

一華さんが紹介してくれた新商品
『触りたくなる魅惑の唇』がテーマ
の新色リップ…口紅?多分リップ。
恐ろしいわねホントって思ったw

藤くんには男の魅力も女の魅力も
両方持ってるから時に恐ろしいw

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七緒家のお隣の空き家が火事で、
七緒家まで煤だらけになった。
生活できないレベルになった
彼らは、仙石を頼ってきた。

仙石の家はとても大きいし、
まさかの離れまであるらしいw

いろいろあり、妹弟達だけの
つもりで頼みに来た七緒だった
けど…結果的に、七緒兄弟7人
(末っ子を除いた全員)と藤くん
が仙石家へ泊まることになった。

からの、食材の買い出しで姫と
七緒が一緒にいる状況です。
こうやって見てると、七緒は
モテるのもわかるよなって。

この状況だけなら普通に紳士、
仙石に対する気持ちだって
いつも冗談に思えるような
言い方ばかりだけれどちゃんと
大切に思ってるってわかるし。

問題も多い人だけど、全然
悪い人じゃないんだものね。

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いつもいつも藤くんに助けて
もらってばかりいる気がする。
逆に何かしてやることも出来ず、
こんな自分が藤くんの側にいる
資格はないんじゃないだろうか。

そんなふうに考えてしまう仙石。
実際そんなことはないのだけど、
本当に不安になっていたみたいで…

「仙石さんがいてくれて良かった。
それが一番元気になれるから。」

彼の言葉で、そんなことはなかったと
再確認させられて、安心した仙石は
笑顔でその場を後にしたのでした。

何の気ない行動だったかもしれない。
上から降ってきた水から藤を庇い、
それによって藤に覆いかぶさる様な
状態になって…その場に残された
藤くんは恋する乙女そのものだったw

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偶然が偶然を呼び、商店街の
イベント?に七緒とペアとして
参加することになった仙石。

結果は優勝。さすがですわw
やり方が変なのもならではでw

そんな後の2人の会話でした。
曖昧な受け取り方をしていた
仙石だったけど、こんなでも
ちゃんと恋愛感情での好き。

恋愛感情と言うもの、仙石は
知ることが出来るんだろうか。
もう少し、先の話になりそうね。

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時間にすればそんなに長い時間
ではなかったかもしれない。
それでも、姫は少しずつ七緒を
知って、その上で自分の中で
こんな答えを出すに至ったようだ。

仙石のほうが合ってるんじゃ
ないかってことだよね、おそらく。

今の仙石の強さを高めるということ
ならきっとそれもありなんだろうな。

でもきっと藤くんだから気付ける
ことや知って学んで変われたこと、
たくさんあるんだろうと思うんだ。

最終的には仙石の気持ちだし。
あと、これはもしかしたらだが、
姫自身が七緒のことをいいなと
思い始めての発言かも…?なんて。

~ひとこと~

はい~、4巻でした。
ちなみに4巻の終わりは悲鳴w
さて何があったのやら…ww
まあ読んで貰えればわかります。

恋愛関係を築くならお互いに
高め合える存在でありたい。
そういう意味では、藤くんも
七緒もどちらでもいいと思う。

形はそれぞれだけれど、両者
共に仙石を大切に思っている
ことには変わりないし、きっと
それぞれの意味で高め合える。

ここでは気持ちですよね。
仙石がどうしたいのか…です。

いつか明確にそんな思いを抱く
所まで変化するんでしょうか!?