カカフカカ 第1巻

カカフカカ1-1

「実は俺、ここ2年ほど
全然たちません。」

偶然の出来事をきっかけに、
そんな話を持ちかけられる。

「…あのじゃあ、今私の腰に
あたってるもんはいったい…」

いろいろ試したけれど良い成果は
見込めず、相談するも全くまともに
取り合ってもらえない状態が続く。

そんなことの繰り返しで正直
精神的にしんどくなっていた
本行にとっては奇跡みたいな、
最後の希望に思えたのかもね。

亜希にくっついた時には、
今までの悩みがウソなのか
ってくらい普通に反応したw

原因なんて、正直分からない。
それでも、解決の糸口になる
可能性が少しでもあるなら…

そんな願いから、なんとも
妙なお願いをされてしまう。

カカフカカ1-2

本行のことも知っている友人
に相談すると、本当に嫌なら
はっきり断ればいいと言われる。
本当に、それだけのことなんだ。

でも…

「寺田さんがいやだって
いうなら別にいいから。」

「別に無理に頼もうってわけじゃ
ないし―あとは俺が屍のように
生きていけばいいだけだから…。」

そんなふうに言われてしまって
結局は断れなかったようだw

「ほんとうにヘンなことなしで
……多少の協力……なら…。」

OKしてしまったが最後…
だったのかもしれないと思うw

「大事なのは身体に覚え
こませることなんだと思う。」

了承してしまったことで、別に
恋人でもないのにこういうのを
自然にしてくる本行に対して、
亜希は一体どうしたらいいのか
わかんなくて大変だろうに…。

でもこれだけで済めばよかったw

カカフカカ1-3

「今日一緒に寝てもらってもいい?」

長谷に吹きこまれたらしいw
一緒に寝れば元気な朝を
取り戻せるんじゃないかと…。

これまた断れなかった亜希。

「ちょっと直接
さわってもいい?」

そんなふうに言われて…

「あてるだけ、絶対
動かさない。お願い。」

添い寝でお腹を直接触ることを
OKしてしまった亜希だった。

なんかもういろいろ危ういな。
なんか断れなくて、流される
みたいに本行の言う通りに
させてしまっている状態が
続いている中、なんだか
亜希の方が、妙に焦れったい
感じになってしまっている?

まあ、そんなもんだと思うよ。
添い寝してるだけでも…いや、
むしろくっついてくるだけ
でも変な気起こしてもおかしく
ないような状況だろうに←

でも本行には全然違う目的
があって、亜希だけそういう
感じになってるのかもって
思ったら、少し寂しいな。

カカフカカ1-4

長谷の紹介で、新しくバイトを
始めた場所には、3人目の同居人
であるあかりさんがおりました。

それだけでも驚いたろうけど、
それ以上にびっくりなのがこれ。
あまりに熱烈過ぎる本行ファンw

散々語られ、元同級生という
ことで卒アルのリクエスト
までされてしまう亜希だった。

そしてしまいに…

「昔の智也を知ってるからって
偶然再会したからって、特別だ
とか運命だとかは思わないでね?

智也の魂を理解できる
のは私だけだし、智也の
運命の相手は私だから。」

今の本行と亜希がしていることが
バレたら本格的にやばそうな子だ。
…ルームシェアを初めて1週間くらい
経っても家で会うことのなかった
あかりさんだけれど、今後不安…。

カカフカカ1-5

昔、形としては付き合っていて
やることもやっていて…でもその
関係は、妙に勝気で世界は自分
が中心みたいに思っていた自分
の黒歴史でしか無い時のお話。

でもどう思いだしてもその間に
本行の無表情が崩れることは
無いままだったという。そんな
本行は当時、どんな気持ちでいた?

長谷が特別なんじゃ…なんて
言うから、確かにもしかしたら
…なんて思いそうにもなるよ。

でも…ほんと本行の気持ちって
実は全く把握できていないね。
なんかいろいろすっきりしない。

カカフカカ1-6

また添い寝をお願いされて、
結局断れなかった亜希。

「本行はさ…そういう状態
になって少しは、その……
したいとかは思わないの?」

素朴な疑問だったのかもしれない。
または、自分がその気になりそうで
いろいろやばかったことで否定して
ほしかったとかなのかもしれない。

なのに…

「え、そりゃ。すごい
思うよ、そんなん。」

肯定されたぞww でも後付けで、
でも大丈夫なんて話す本行だった。

問題はこっちだったかもしれない。
『ヘンなこと』に関して、判断を
亜希に丸投げしてきた本行でした。

…亜希、いろいろ、頑張れww
目的ははっきりしてるけど、
そこにだって亜希や本行の気持ち
ってのは存在しているわけで…

本行は一体何を思ってるんだろう。

~ひとこと~

さて、カカフカカ1巻でした。
今までにはないお話でしたw

あまりに特殊な状況の話ですが、
いろいろと上手くいかないこと
だらけだった亜希を、亜希だけを
特別に必要だと言う本行に会う。

黒歴史でしかなかった過去の
一部であった本行との再会で、
いろいろ自信をなくしていた
亜希にどんな変化があるのか。

いろいろ気になっておりますw