
「実は俺、ここ2年ほど
全然たちません。」
偶然の出来事をきっかけに、
そんな話を持ちかけられる。
「…あのじゃあ、今私の腰に
あたってるもんはいったい…」
いろいろ試したけれど良い成果は
見込めず、相談するも全くまともに
取り合ってもらえない状態が続く。
そんなことの繰り返しで正直
精神的にしんどくなっていた
本行にとっては奇跡みたいな、
最後の希望に思えたのかもね。
亜希にくっついた時には、
今までの悩みがウソなのか
ってくらい普通に反応したw
原因なんて、正直分からない。
それでも、解決の糸口になる
可能性が少しでもあるなら…
そんな願いから、なんとも
妙なお願いをされてしまう。

本行のことも知っている友人
に相談すると、本当に嫌なら
はっきり断ればいいと言われる。
本当に、それだけのことなんだ。
でも…
「寺田さんがいやだって
いうなら別にいいから。」
「別に無理に頼もうってわけじゃ
ないし―あとは俺が屍のように
生きていけばいいだけだから…。」
そんなふうに言われてしまって
結局は断れなかったようだw
「ほんとうにヘンなことなしで
……多少の協力……なら…。」
OKしてしまったが最後…
だったのかもしれないと思うw
「大事なのは身体に覚え
こませることなんだと思う。」
了承してしまったことで、別に
恋人でもないのにこういうのを
自然にしてくる本行に対して、
亜希は一体どうしたらいいのか
わかんなくて大変だろうに…。
でもこれだけで済めばよかったw

「今日一緒に寝てもらってもいい?」
長谷に吹きこまれたらしいw
一緒に寝れば元気な朝を
取り戻せるんじゃないかと…。
これまた断れなかった亜希。
「ちょっと直接
さわってもいい?」
そんなふうに言われて…
「あてるだけ、絶対
動かさない。お願い。」
添い寝でお腹を直接触ることを
OKしてしまった亜希だった。
なんかもういろいろ危ういな。
なんか断れなくて、流される
みたいに本行の言う通りに
させてしまっている状態が
続いている中、なんだか
亜希の方が、妙に焦れったい
感じになってしまっている?
まあ、そんなもんだと思うよ。
添い寝してるだけでも…いや、
むしろくっついてくるだけ
でも変な気起こしてもおかしく
ないような状況だろうに←
でも本行には全然違う目的
があって、亜希だけそういう
感じになってるのかもって
思ったら、少し寂しいな。

長谷の紹介で、新しくバイトを
始めた場所には、3人目の同居人
であるあかりさんがおりました。
それだけでも驚いたろうけど、
それ以上にびっくりなのがこれ。
あまりに熱烈過ぎる本行ファンw
散々語られ、元同級生という
ことで卒アルのリクエスト
までされてしまう亜希だった。
そしてしまいに…
「昔の智也を知ってるからって
偶然再会したからって、特別だ
とか運命だとかは思わないでね?
智也の魂を理解できる
のは私だけだし、智也の
運命の相手は私だから。」
今の本行と亜希がしていることが
バレたら本格的にやばそうな子だ。
…ルームシェアを初めて1週間くらい
経っても家で会うことのなかった
あかりさんだけれど、今後不安…。

昔、形としては付き合っていて
やることもやっていて…でもその
関係は、妙に勝気で世界は自分
が中心みたいに思っていた自分
の黒歴史でしか無い時のお話。
でもどう思いだしてもその間に
本行の無表情が崩れることは
無いままだったという。そんな
本行は当時、どんな気持ちでいた?
長谷が特別なんじゃ…なんて
言うから、確かにもしかしたら
…なんて思いそうにもなるよ。
でも…ほんと本行の気持ちって
実は全く把握できていないね。
なんかいろいろすっきりしない。

また添い寝をお願いされて、
結局断れなかった亜希。
「本行はさ…そういう状態
になって少しは、その……
したいとかは思わないの?」
素朴な疑問だったのかもしれない。
または、自分がその気になりそうで
いろいろやばかったことで否定して
ほしかったとかなのかもしれない。
なのに…
「え、そりゃ。すごい
思うよ、そんなん。」
肯定されたぞww でも後付けで、
でも大丈夫なんて話す本行だった。
問題はこっちだったかもしれない。
『ヘンなこと』に関して、判断を
亜希に丸投げしてきた本行でした。
…亜希、いろいろ、頑張れww
目的ははっきりしてるけど、
そこにだって亜希や本行の気持ち
ってのは存在しているわけで…
本行は一体何を思ってるんだろう。
~ひとこと~
さて、カカフカカ1巻でした。
今までにはないお話でしたw
あまりに特殊な状況の話ですが、
いろいろと上手くいかないこと
だらけだった亜希を、亜希だけを
特別に必要だと言う本行に会う。
黒歴史でしかなかった過去の
一部であった本行との再会で、
いろいろ自信をなくしていた
亜希にどんな変化があるのか。
いろいろ気になっておりますw