妖狐×僕SS 第11巻【完】

著:藤原ここあ 先生

妖狐×僕SS11-1

残夏の命は、あとそんなに
長くないのかもしれない。

ただでさえ、最近は目の
使いすぎで体力の消耗が
異常に激しくなっている。
そんな状態に無理を冒して
でも、叶えたい願いがある。

そんなふうに思えることがある
のってすごく幸せだと思った。
だから残夏も死んじゃダメだよ。

妖狐×僕SS11-2

蜻蛉!!!生きとったぁ!!!!!!
良かった。生きてたよぉ!!
事情がさっぱりだけど生きてた!!

妖狐×僕SS11-3

野ばらちゃん!!!!
そうだよ、生きて!!
未来に居る、反ノ塚の

幸せは野ばらが握ってるの。
野ばらがいてくれなきゃ
ダメなんだから、生きて!!

妖狐×僕SS11-4

だいぶ前の思紋と命。
こんな約束をしていたのだ。

命にとっても、思紋にとっても
友達はお互いだけだったから…

千年桜によって狂わされた命。
約束により百鬼夜行が始まった。

妖狐×僕SS11-5

命がほんの気まぐれで思紋の
死後も留まり続けていたら、
そこで偶然渡狸と出逢った。

ほんと、気まぐれと偶然が
あのifの世界にはあった。
もうその世界や、そこにいた人は
消えてしまったかもしれない。
それでも、その人達の想いや
思い出はきっとなくならない。

偶然、気まぐれ、そんなもの
でも彼らが出逢ったことが
運命のように感じた。

妖狐×僕SS11-6

「気付くの遅ぇよ。ばぁか。
ずっと、愛してたよ。」

命はずっと、ずーっと思紋の
ことだけを思っていたんだね。

きっと、これで良かったんだ。
長い間、お疲れ様、命…。

~ひとこと~

百鬼夜行が終わり今まで
通り、もしくはそれ以上
の平和が訪れました。

最終話 そして続く物語

に関してはあえて触れません。

本編全てを読んだ最後に
見ていただきたいので。

涙が出ること間違いなし!!
とてもいい結末でした。

ここでおまけ素敵画像投入!!

妖狐×僕SS11-おまけ

妖狐×僕SS (完) です。

レビューなのかポエムなのか、
よく分からん感じになってて
読みにくくなってたらすみません。

ここまでレビューを読んで下さり
ありがとうございました。

それではまた、他の作品で。