著:藤原ここあ 先生

残夏の命は、あとそんなに
長くないのかもしれない。
ただでさえ、最近は目の
使いすぎで体力の消耗が
異常に激しくなっている。
そんな状態に無理を冒して
でも、叶えたい願いがある。
そんなふうに思えることがある
のってすごく幸せだと思った。
だから残夏も死んじゃダメだよ。

蜻蛉!!!生きとったぁ!!!!!!
良かった。生きてたよぉ!!
事情がさっぱりだけど生きてた!!

野ばらちゃん!!!!
そうだよ、生きて!!
未来に居る、反ノ塚の
幸せは野ばらが握ってるの。
野ばらがいてくれなきゃ
ダメなんだから、生きて!!

だいぶ前の思紋と命。
こんな約束をしていたのだ。
命にとっても、思紋にとっても
友達はお互いだけだったから…
千年桜によって狂わされた命。
約束により百鬼夜行が始まった。

命がほんの気まぐれで思紋の
死後も留まり続けていたら、
そこで偶然渡狸と出逢った。
ほんと、気まぐれと偶然が
あのifの世界にはあった。
もうその世界や、そこにいた人は
消えてしまったかもしれない。
それでも、その人達の想いや
思い出はきっとなくならない。
偶然、気まぐれ、そんなもの
でも彼らが出逢ったことが
運命のように感じた。

「気付くの遅ぇよ。ばぁか。
ずっと、愛してたよ。」
命はずっと、ずーっと思紋の
ことだけを思っていたんだね。
きっと、これで良かったんだ。
長い間、お疲れ様、命…。
~ひとこと~
百鬼夜行が終わり今まで
通り、もしくはそれ以上
の平和が訪れました。
最終話 そして続く物語
に関してはあえて触れません。
本編全てを読んだ最後に
見ていただきたいので。
涙が出ること間違いなし!!
とてもいい結末でした。
ここでおまけ素敵画像投入!!

妖狐×僕SS (完) です。
レビューなのかポエムなのか、
よく分からん感じになってて
読みにくくなってたらすみません。
ここまでレビューを読んで下さり
ありがとうございました。
それではまた、他の作品で。