著:あなしん 先生

永久の、美月の好きなところ。
これまで、少しずつ気持ちが
動いてってる描写はあっても
実際どこをってのはなかったね。
この4人からの美月の印象は
いいものだし、女の子として、
妹として‥みたいにそれぞれ
違った見方だけど好かれてた。
でもそういうのにプラスして、
永久にとって特別な部分もある。
「美月と俺にしか
わかんないこともあるから。」
まだ好きという思いを告げた
だけの女の子、片思いだけど
ここまで思えている永久‥。
ほんと、応援していきたい♡

永久の家にお邪魔する。猫の
ミルクになつかれた様子。偶然
居合わせたのは文化祭にも来て
いたという後輩の廉太郎=レン。
浅倉家とレン以外には懐かない
と思っていたミルクが美月に
甘えているのを見て、レンは
こんなことを言ってきたようだw
「アンタさ…なかなかやるじゃない
…さすが永久クンが初めて家に
連れ込んだ女なだけはある…。」
レンとの会話で、まだまだ永久に
ついて知らないことだらけの自分
に気付くことになった美月だった。
目つきが少し悪いせいか、最初は
ちょっと怖いイメージを持ちそうに
なってたけど、いい子だわレン。
でも、美月のことをミツコと呼ぶw
どっかのお婆ちゃんみたいだなww

「今日だけ…ホントに
全部忘れていい?」
そう言った永久は美月を抱きしめる。
でも、これだけじゃ我慢が効かなく
なりそうなのか、やめてしまった。
美月もいっぱいいっぱいそうだしw
永久、もしかして引退するまで美月
から告白のOKが出ても手出したり
しないつもりでいるのかな‥むしろ
気持ち伝えたけど付き合う気ない?w
でも、美月もまだいろいろ悩んでる。
亜哉を無下にもできなくて、どう
したらいいかわからないからとナナ
ちゃんに相談しようと考えていた所。
まだ…進展には時間かかるかな?
でもこれで付き合ってないって
言われても説得力なさすぎるw

お爺ちゃんと会い、こんな話を
しようとしてくれたんだけど‥
さすが永久のお爺ちゃんでしてw
「永久は昔--…………Zzzz…」
瞬間爆睡芸wwww
この後2分くらい寝てしまって
結局この話は聞けなかった。
そのうち、知ることになるかな?

永久の両親の話を聞いた。既に
2人とも亡くなっているらしい。
母は出産後、父は数年後事故で。
妻を亡くした父親が涙する所を
見てしまった永久に対して‥
「永久は強い子になってほしいな。
どんなに辛いことや悲しいことが
あっても一人でちゃんと立ち上がれる
ような。一緒に強くなろうな。
周りの人を悲しませないように。」
その言葉を胸に、父親を亡くした後も
永久は一生懸命頑張ったんだと思う。
つらい思いも、涙することもあって、
それであんなふうにやたらクールに
育ってしまった気もするけれど、
そんな永久に変化のきっかけを
くれたのがお爺ちゃんだったんだ。
「永久はもう十分強い子だから、
これからはもうそんなに我慢
しなくていい。周りの人をよく
見て大事な人にはちゃんと本当の
気持も見せてみなさい。そうしたら
一人でいるよりもっと強くなれる。」
「…バスケやる…おじいちゃんと。
友達も…ちょっとほしい。」
そう、素直な気持ちを口にした永久に
お爺ちゃんは素直でよろしいと言った。
お爺ちゃんが言いかけた話は
きっとこれだったんだろうな。
今の永久は、本当にお爺ちゃんに
育てられてきたんだなって感じる。
でもきっとそれ以前、父親の存在
だって確かにあって、その後できた
友人達の存在だって大きなもので‥
永久はこれまでたくさん頑張って
きて‥素直になれる場所を見つけた。
美月が、その場所になれたんだ。
これはね‥嬉しいだろうな。

そんな次の日、ナナちゃんに
相談する約束をしてバイト先の
カフェに行った美月だったけど、
そこにはまさかの亜哉が来てた。
会いたくて来てしまった‥そんな
感じだったのだけれど、こんな
こと言ってくるんだよね亜哉‥。
美月、揺れてるっていうかきっと
これを断ったりしたら今までの
あやちゃんとの思い出とかそう
いう自分にとっての大事なものも
全部壊れてしまうんじゃ‥みたい
な恐怖もあったりするのかな??
ちゃんと向き合うようなことを
言っても結局曖昧なままの美月。
いい加減、答え出さないと、今の
ままでは亜哉も永久も傷付ける。
~ひとこと~
8巻でした。‥いい加減美月、
答えを出してくれるだろうか?
次巻はまだ発売していないので
入手でき次第の更新になります。
いろいろ続きが気になる所ですが、
発売後の更新までお待ち下さい。