春待つ僕ら 第7巻

著:あなしん 先生

目を覚ますとそこは亜哉の家。
レイナとの帰り道、用事がある
とレイナが言っていたんだけど、
それは亜哉に文化祭のチケットを
渡すために会う用事だったらしい。

だから、すぐ亜哉が駆けつけて
くれたんだろうね‥亜哉の母親は
医者で、彼女が美月を診てくれた。

きっと疲労が原因だったろう‥
ただの貧血だった。そこで亜哉
の昔話を聞かせてくれた母親。

向こうに行っていた間も、ずっと
美月のことを心配していた亜哉。
ずっとずっと美月のことを思って
これまで生きてきたんだろうな。

「よっぽど大事なのね。」

そう言っていた。この話を聞いて
やっと美月は覚悟を決めたようだ。

「これからは今のあやちゃんの
ことちゃんと見てみないとね。」

何だかんだ言って、亜哉の気持ちや
言葉から目を背けていたんだろう。
そこにやっと向き合おうとしてる。

ちゃんと向き合って答えを出す。
まずは、そこからなんだろう。

おうおう、まじですかw
てかこの4人の中で…

気付いてしまった恭介さん、
自ら聞いて知った瑠衣。
何も知らない竜二さんw

男友達ってこんなもんかもね。
聞かれれば答えるけど、あえて
自分から言うようなことはない。

永久みたいなクールな子なら
尚更そうなのかもしれない。

美月に、文化祭の後一緒に帰ろうと
既に連絡を入れていた永久だった。
まさか、告白するつもりでの連絡
だったなんて…これはどうなるか。

…亜哉のこともあるし、もしかしたら
タイミング悪く‥告っても保留とか
するはめにならないといいけど‥。

注意:このJK姿のは瑠衣ですw

永久に好きな人がいると知って、
積極的に動くのが怖くなって
しまったんだろうね須田さん。

でも、平気な顔してるけど瑠衣も
いろいろ考えてたんだな~ってw

美月のこと‥ほんとはもう自覚できる
くらい好きになってたのかもと思って。

自分は美月の味方だと瑠衣は言った。
それで、真剣に美月を思う永久を応援
することを選んだから、それ以上進む
ことをやめたんだろう‥切ない顔して。

もしかしたら初恋になったかもしれない
思いだったのかもしれないけど‥もっと
大好きになれる恋いつか出来たらいいな。

唯一永久の恋を知らなかった竜二に
聞かれて美月を好きだという話をした。

そして、亜哉という存在がいるのに
このタイミングで告白することを
選んだ理由として、もっと美月に
近づきたいからだと話す永久。

告白してこっぴどくフラれた竜二さん
だけど、告白前より余程ナナちゃんと
仲良しになってるのは確実だろう。

「言わなきゃ変われない
こともあるかなって。」

そういう意味での変化のきっかけ。
まっすぐに前進しようとする永久を
見て‥もしかしたら竜二さんもまた
本気でナナちゃんを落とすために
動き出すことを考え出すのかな??

正直言って‥竜二さんの恋は
実ったらいいなって思うんだ。
だってこの人、めっちゃ一途で
めっちゃまっすぐなんだもの。

つい、応援したくなるんだ。

文化祭に、永久のじいちゃんも来て
いたらしい。永久にバスケを教えて
くれたミニバスの先生でもある。

そして来年清凌に入ってくると
いう後輩くん‥なんかチャラそう
な見た目してるけど、一体どんな
子なんだろうね~♪ ということで
今度永久の家に行く約束をして
しまったわけだが‥ドキドキだなw

想いを自覚して積極的なアプローチを
始めた永久に美月はドキドキしっぱなし。

にしても‥永久も一人になると真っ赤
になってたりするのに、美月の前では
平静保ててるんだよね‥すごいわw

文化祭に亜哉がやってきた。
レイナが勝手にしてたことだけど、
美月と校内を回れるようにすることを
条件としてクラスのカフェの客寄せの
手伝いをしてくれていた亜哉だった。

「美月が普段過ごしてる
みたいに過ごしたい。」

そう言うので、よくお昼を食べたり
する屋上に連れて行った美月だった。

亜哉は‥美月と永久が両想いな
時点で叶わない恋をしている。
でも、行動とか言動とか軽い
けどほんと真っ直ぐなんだよ。
幼い頃に美月が大好きだった
あやちゃんは、成長して随分
男らしくなったけど確かに彼で、
ずっと思い続けた気持ちも本物。

永久という存在がもしいなくて、
美月に好きな人がいなかったなら
絶対に亜哉を応援したと思う。

「…ほんと、同じ学校
ならよかったのにね…。」

同じ学校だったら、もし永久と
出会うよりも早く再会できてたら‥

思うところはきっといろいろある。
でも現実永久はいて、美月は永久を
好きになってしまったんだ…きっと
もう、亜哉の入るすきはないよね。

「俺、美月のこと好きなんだ。」

文化祭が終わって、本当は一緒に
帰る約束をしていた2人だけど、
クラスの一部の女子が打ち上げに
カラオケに行くと美月を誘った。

永久との約束があるからとそれを
断ろうとするが、きっと本心は
参加したい気持ちもあるだろう。

だって、そんなふうにクラスの
友達と文化祭の打ち上げ‥なんて
きっと美月にとって憧れだった。

だから永久は、美月に参加するよう
にと言ってくれたんだ。でもその
代わり‥少しだけ時間を作った。

そして告白した。驚きと‥嬉しさも
きっとあったね。立ってられなくて
ずり落ちる美月‥信じらんないよねw
ずっと好きだった人が自分を好き。

返事は急がないふうだったから、
美月はもしかしたら亜哉への答えを
出してからって考えるかもしれない。

その曖昧な間に困ったことが起き
ないといいなと‥それだけ願う。

ここで、永久の中の『約束』に
関する誤解もとけて‥いい方に
変わっていけたらいいんだけど。

~ひとこと~

永久が告白したよぉ!!!!!
可愛いですね、高校生♡w
美月は永久を好きだけど、その先の
進展の前にまず亜哉のことを解決
させなきゃなんだろうと思う。

今後‥どうなっていくんでしょう。
頑張れ美月、頑張れ永久。
あと‥竜二さんも応援したいw

それでは、また8巻で!!