著:あなしん 先生

合同練習当日。試合は午後からで、午前
中は練習メニューをこなしていくが‥。
「『宣戦布告』もちろん本気だよ。」
宣戦布告だと言っていたことを冗談の
ように美月に話していた亜哉だったが、
やっぱりあの言葉は本気だったようで‥
美月が少し目を離したすきに、体育館から外
へ突き飛ばされたかのようにとんできた永久。
亜哉と1on1をしていてそんなことに
なったらしいが、一体何があった?
少し後になって、熱くなりすぎだと心配する
鳳城のマネージャー莉乃に対する亜哉。
「本気出してないからね、あっちが。」
そう言っていた。どういう状況だったか
わからないけど、こんないろいろと心配に
なりそうな状況で美月はナナちゃんからの
連絡で急遽1時間だけバイトに行くことに。
いろいろ荒れそうですね‥。
午後の試合はいろんな意味で目が
話せないものになりそうな予感。

バイト先でいろいろ手間取ってか、
試合が始まってしまってから遅れて
かけつけた美月。特典は18:32で
苦戦中。美月は息を切らして叫んだ。
「…せっ、清凌ファイトー!頑張れー!」
その声に、永久も気力を取り戻したみたい。
(たとえばどんなに無様でカッコ悪いところ
でも『どんな時でも見ててほしいし』
そう思えたから言ったんだ。)
「神山サン、別に半端な気持ち
じゃないんっすよ、俺も。」
1on1の時亜哉にやられたのはこれらしい。
永久は試合でやり返すと言っていた‥これ
のことだったみたいだ。結局は永久のファウル
になってしまってノーカンだったんだけど‥。
試合の結果は58:64、僅差で鳳城の勝ち。
でもこれから先まだまだどうなってくか
見えない‥いろいろ成長しそうだね。

合同練習が終わり、亜哉は美月のほっぺに
ちゅー‥それを見せつけて去っていった。
見せつけられてしまった永久は、気にする
ことないなんて言いながらきっとものすごく
気にしたんだろう‥同じことを美月にした。
(私は気にするよ…!)
真っ赤になってしゃがみこんだ美月。
そして、なんでもない顔して去ってった
永久も実はその後顔が真っ赤になってたw
永久の負けず嫌いがちょいちょい出てくる。
ほんと二人とも、いろいろ不器用だな~(笑)

竜「俺には美月を好き
なようにしか見えん。」
恭「美月のことは気に入ってんだろう
けど、神山への対抗意識でああなってる
だけのような気もする…。」
これが恋心だとするなら‥きっと
瑠衣本人も気付いていないだろう。
さてねぇ‥どうなるんだろうねw
美月、何気にモテる子だよね~。
それも永久と出会えたからって
気もしてるけど‥頑張る女の子
は応援したくなるものだよね~!

「正直言うとよくわからない…だから
今はとにかく約束を守ろうと思う。」
亜哉のことをどう思っているのかと
瑠衣に聞かれた美月はこう答えた。
自分に自信をつけて永久と同じ目線で
感じたり考えたり出来るようになるまで、
その約束を守って頑張ろうと思ってる。
この約束、本当は永久と交わした言葉の
ことだったんだけど、勘違いする永久。
ほんと、中々上手く行きませんね~。
まだまだ届かないと思っている美月と
過去とあやちゃんとの絆や思い出達。
でも今の亜哉と永久で比べたなら、
美月にとって何よりも大切なのは
ダントツ永久の存在なんだけどね。

須藤が偶然にも永久のリストバンドを
見る機会があった‥その時に内側に
メッセージがあるのを見たんだろう。
美月からってとこまではわからない
けど、それによって永久に好きな子が
いるって言うことに気付いてしまった。
まあ…書いてもらった時はまだ気持ちを
自覚していなかったんだけどね、永久。
そこで、もしかしたらその好きな相手が
美月かもしれないという所まで勘づく。
それでまさかのレイナに相談してきたw
レイナの全否定は、あってたまるかという
全否定な気がするけど‥あるんだな~w
美月に対しても少々余所余所しい態度を
だしてしまってる須藤‥大丈夫かね。

リストバンドの一件から落ち込む
須藤によって、まさかの瑠衣まで
永久の好きな子の存在を知ることに。
永久を問い詰めて美月だと正直に
言わせたまではいいが、それから
その話題だけ徹底的に避ける瑠衣。
そんな様子にいい加減永久も瑠衣を
捕まえて理由を問いただした結果‥
「美月のこと!やっぱり誰かに
取られんのは面白くない!!だって
俺絶対美月楽しませる自信あるし
そこはおまえにだって負けねーし。」
「けど!…けどおまえにはー…その…」
いろいろと歯切れの悪い瑠衣だった
けど、最終的には本音を述べてきた。
今はまだ恋のようなそうでないような
感じの気持ちなのかもしれないね。
でももし何か小さなきっかけで瑠衣が
本気になったとしたら‥わからない。
ライバルがさらに増えちゃう前に、
永久も少し積極的に頑張らんとね~w
~ひとこと~
合同練習の方でもいろいろあったが、
そんな裏では文化祭の準備が進んでいた。
最初はいろいろ苦戦するも、いろんな
人の協力と美月の努力で準備は順調だ。
でもね、美月は少し頑張りすぎたの
かもしれない。ある日下校途中かな?
立ちくらみを起こしてしまった美月。
そんな美月を抱き上げたのは‥亜哉!?
なんてところで6巻終わってます。
亜哉一体どこから来たんでしょうねw
続き‥不安がまだまだ大きいです。