著:あなしん 先生

永久と美月が観覧車に乗ろうとした
ところで、別行動をしてたはずの瑠衣
と竜二さんを見つけ、その竜二さんが
恭介さんとナナちゃんとレイナを見つけ
…まさかの全員合流してしまったのだ。
そこで3組に別れた結果、本来の
永久と一緒に観覧車という目的は
全く果たされない状況になったw
永久は、美月が観覧車を大好きだと
勘違いしていたらしく、まさか自分と
乗りたがってるとは思わなかった様子。
「それ『おまえと乗りたい』
って意味じゃなくて?」
そう言ったのは恭介さんだった。
恭介さんに言われたことを美月
に確認しようとする永久だけど、
ちゃんと確認することも出来ず…

「美月、もっかい観覧車行かない?」
そう、永久が誘ってくれたことで
2度目の観覧車は永久と一緒に乗れた。
でも告白は出来ず、改まりこれまでの
お礼とこれからもよろしくってことを
伝えた美月。そう言うと、じゃあ俺
からもお礼と言って、4人が昔お揃い
で持ってたというバスケットボール
のストラップを、美月にあげた永久。
そこでボールで遊んでいたら急接近!?
近すぎてキスしそうになったかも…?
そんなタイミングでゴンドラは1番下
まで降りてきてしまい扉を開けられる。
このタイミングの悪さね、まだ
続いてしまうのかもしれない。
でも少しずつ動き出してるよね。
きっと少しずつ変わってくだろう。

昔、元カノとこの観覧車に乗った
ことがあると話してくれた永久。
でも、告白されて付き合ったけど
1週間も続かず別れたのだという。
「一緒にいてもしてあげたい
こともわかんなかったから、
気付いたらバスケしたいなとか
考えちゃって申し訳なかった。」
そんな感じだったのに、美月とは違う。
違う、特別…自分の中の気持ちの変化に
ようやく気づいた様子の永久‥ここから
何か行動に出るのかわからないけど、
やっと自覚できた気持ち‥お互いに
ちゃんと通じ合えることを願いたいね。

亜哉とのデートをずっと渋っていた
美月だったけど、IHが終わった頃、
亜哉と会う約束をしたようだった。
それをデートだと大喜びでやって
きた亜哉だったけど、見当違い。
少し寂しそうな表情をした気がする。
それでも亜哉は現状についてけてない
美月に合わせようと思ったのかな?
好きな子に異性として意識して
もらえないのって…きついよね。
偶然、この日(花火大会)美月と
亜哉がデートしているという話を
知ってしまった4人。特に動揺
を隠しきれていないのは永久だ。
さてさて…気持ちを自覚する前から
いろんなことに動揺しまくってた
永久だけど…これからどうするの?

女だと勘違いされていることを
昔訂正してくれなかったこと。
その理由を問う美月だったが…
亜哉自身抱えていたことは
山ほどあったようだった。
辛い思いだってたくさんした。
それでも、ここまでやってくる
ことができたのは美月がいたから。
「言ったよね?美月と出会えた
から今があるんだよ。俺に
とっては何よりも大事。」
そう言って、美月の頬…かな?
軽くキスをしてきた亜哉。
昔の女だと思っていた亜哉の
ことでなくて、今の自分を
ちゃんと男として見て欲しい。
美月にとって、きっとどうしても
時間がかかってしまうかもしれない。
それでも、誤魔化したり逃げ道を
探したりせずに向き合って欲しい。

「美月、今日の夜暇?
みんなで花火しない?」
そんなことを突然言い出したのは
永久。亜哉とのデートの時の動揺…
彼なりのそこからの打開策なのかな。
「向こうには向こうの繋がりや
時間があるのは仕方ない。」
そう自分に言い聞かせつつも、どう
したって焦ってしまっていたから、
そんな焦りから出た誘いだろうね。
その場で、ちょっとしたきっかけで
2人になる時間が出来た永久と美月。
「前に言ったの覚えてる?負けないっ
つって。バスケはもちろんだけど…!」
「それだけじゃない…。」
いろいろと頑張ろうとしている美月に
対して、永久も頑張る決意を告げる。
美月は、IH予選前の時のように手を
ぎゅっと握らせてほしいと言ってた。
永久のぎゅっもそれだと思ったのに…
永久は握られた手ごと美月を抱き寄せる。
前の永久は無意識的な行動で美月を
ときめかせることが多々あったけど、
これはめっちゃ意識しての行動だ。
…じれったいけど、きっと美月が
亜哉のことも含めて全てスッキリ
解決させて本当に永久のことだけ
考えられるようになるまでには
きっともう少し時間が必要だ。
ゆっくりでもいいから…ちゃんと
向き合えるようになればいいね。

「鳳城と合同練習決まったって。」
突然の知らせ。これは亜哉の仕業
だった。鳳城の監督は亜哉に随分
甘いらしく、すんなり通った様子。
さてね…合同練習どうなるやら…w
~ひとこと~
進んだり立ち止まったりから回ったり…
そう簡単には上手く行かないことばかり。
それでもほんの少しずつ進みはじめた。
亜哉も、永久も、そして美月も。
6巻はいろいろと騒がしくなりそう。