著:あなしん 先生

亜哉と別れ、やっと本来の目的‥
4人への差し入れと永久にタオル
を渡しに来れた美月だったけど、
タオルを受け取ろうと手を出す
永久に対し、手を握り返したw
まあね、前はあったわよ。
手を差し出されてポカーンと
してたら手貸してみたいな。
手を繋ごうとしてたみたいなw
…なんかもう二人ともド天然w
でも最終的にはもう1回。
手を握ることも頑張る根源に
なれるみたいです…頑張れ!!

友達として大好きだった、ずっと
憧れに似た思いを抱いてたのかも
しれないあやちゃんという存在。
成長して変わってしまったことも
そりゃあるけど、バスケが大好きな
ところはずっと変わらないんだろう。
それを知って、気付いてしまって…
美月は一体何を思ったんだろうね。
自分が頑張るための勇気になった
のか、昔を思い出したのか、または
全く違う新しい感情が芽生えたのか?
それでも何を思ったにせよ、きっと
美月が応援したいのは自校・清凌高校。
永久達なんだと思うから…亜哉の強さが
本物で鳳城がどんな強豪だとしても、
迷わず立ち向かっていけたらいいな。

彼はバスケ部のキャプテン…
キャプテンの言葉で、今まで以上
に気合が入る4人…特に竜二さん。
次期キャプテンでもあるしね
竜二さんは。申し訳ないこと
言うけど…初めて竜二さんが
かっこよく見えた瞬間だったw
‥頑張って、買ってほしいな。
この試合に勝てば次は鳳城戦。
後半戦、どうなるだろうか…。

前の試合、竜二さんはフルで出た。
永久と瑠衣は少し下がってたけど‥
2人が下がってからの清凌は随分
危なっかしいというかギリギリで
戦っている感じだった。その状況
でこの試合、レギュラーでも結構
いっぱいいっぱいな試合だったのに
竜二さんが足を痛めてしまって…
竜二さんは交代、残り5分15秒。
清凌リードで4点差で再開した。
美月とレイナも全力で応援するも、
結果は76対78で負けてしまった。
本当は励ましに行ったはずだった
のに、永久の前で泣き出してしまう
美月を、周りから見えないように
隠すようにしてくれた永久だった。
永久の目には決意がにじみ出ている。
通りかかった亜哉にも伝わっていた。
「負けてないてるかと思った
のに…ちょっと見直した。
早くやりたいよ、ほんと…。」
3年の先輩たちは引退。次に
清凌と鳳城が戦える機会が
いつやってくるかわからない
けど…きっとこれから彼らは
もっと強くなってくんだろう。

IH予選がベスト8で終わって、竜二
さんがキャプテンになってからは
それまで以上にハードな練習メニュー
をするようになった。カフェに来ても
みんなにいつもの活気がなかった。
美月は、自分がここにいていいのか、
邪魔なんじゃないのかと不安になる。
(ここにいていいんだ。
よかった…。)
永久の存在は勿論大事だったろう。
でもそうでなくたって、彼らとの
場所は美月にとってとても大切な
場所になっていたんだろうね。

遊びに行く場所…いろんな希望があった
ものの、最終的には美月が気になってた
恋のジンクスの多い遊園地にやってきた。
どれか一つでも永久と出来たらと願う
美月だったけど、ことごとく永久以外
の誰か(瑠衣と恭介さん)としてしまうw
でもそんな時の瑠衣と恭介さんの言葉
が美月の背中を押したのかもしれない。
「言わなきゃ始まんないことだって
あるから、友達とか彼女とか関係なく
好きって伝えるのは大事じゃない?」
「美月は自分の気持くらい素直に
認めてとことん好きになっちゃえば?
それでもし美月がまた悩んでも-…その
度にこうやって話すのもいいじゃない。」
ジンクスのある観覧車で…気持ちを
伝えようとしているのかもしれない。
自分の気持ちに気付けていない永久が
どんな反応を示すのかはわからない。
でも言ってみれば、何かは変わる。
…美月、頑張って伝えるんだよ!!
~ひとこと~
気持ちすら曖昧なままの永久、
それでも行動だけは美月を
とても大切な子として扱う。
美月は美月で態度には出ても
言動で伝える勇気はなかった。
それが片方変化しようとする
ことで…きっと何か変わる。
次巻、どうなりますかね!!
続きはまた5巻で☆