僕らはみんな河合荘 第9巻

著:宮原るり 先生

僕らはみんな河合荘9-1

宇佐くんを意識してしまう
律ちゃんは、あからさまに
自分に構うなオーラを出す。

そしてこの時も、同じ室内で出た
来週の花火の話題を気にしつつも
本を読むのに夢中の態の彼女は…

「花火…そーいや田神や
安藤らと行く話が。」

宇佐くんのその一言につい声がw

「えっ!?」

逃げ出す律ちゃん、追いかけて
弁解する宇佐くん…律ちゃんが
ほんとにほんとに可愛すぎるw

そして相変わらず麻弓さんの呪いw

僕らはみんな河合荘9-2

林からのアドバイスと彩花
のおかげで、花火にオシャレ
をしてやって来た律ちゃん。

一先ず、律ちゃん超可愛いw

(恥をかくのは、俺
だけでいーんだよ!)

「生でっ、手をつないでいー
ならっ是非ともお願いしますっ」

生で…直にやろとか言うツッコミ
とかは一先ずおいといてwww

はぐれないようにと手を伸ばす
宇佐くんに手を伸ばした律ちゃん。
でも宇佐くんは律ちゃんが持って
いるうちわを持つつもりだった
ようで彼女に恥をかかせてしまう。

それで逃げ出しそうになる律を
精一杯止めた宇佐くんでしたw

手汗ってワードですごく嫌そうな
顔をして話していたことがあるのを
しっかり見ていた宇佐くんは大分
焦ったようだったけど、律ちゃん
には大した問題ではなかったらしい。

少し前に他の女子が宇佐くんに
べったり(そういう距離感なだけの
ただの女友達)だったのを見て嫉妬
してしまった律ちゃんだったから、
すごく安心できたのかもしれない。

…ほんとローペースだけど、着実に
幸せに向かってる様子の2人です。

僕らはみんな河合荘9-3

ある時から、ひどい金縛りに遭う
ようになってしまった宇佐くん。

そんなある時、家に宇佐くん一人に
なった時に幼い少女が河合荘を訪れる。

住子さんや律ちゃんを知っていた
ことから親戚の子…?なんて思って
家に入れた宇佐くんだったけれど、
その後奇妙なことが起きていた。

気がついたら寝てしまっていた
宇佐くん、そしてまたいつもの
金縛り…見てしまいそうだったのは
悪霊の類の何かだったんかな?

そして見るのを阻止したのが
例の少女だったのだけれど…
宇佐くんの意識が朦朧とする中、
その少女は最後に言葉を残して
どこかへ消えたようだった。

「宇佐くん、またいつか遊んでね。」

この後、金縛りはすっかり落ち
着いたんじゃないかな。例の少女、
後になってわかったことだったけど
ずっと昔から河合荘を守ってきた
守り神…住子さんがそう呼んでいた
日本人形だったみたいだった。

人形が大好きな、千夏の親戚の
おばさんの元へ預けられていた。
そんな中、宇佐くんを心配して
悪霊を追払うために一旦帰って
来てくれたのかもなって思えた。

なんだか少し奇妙で、でも
心が温かくなるお話でした。

画像のセレクト的にその感じが
全く伝わらないかもだけどww

僕らはみんな河合荘9-4

律ちゃんが大学に行く時になったら
河合荘は出ていくという話らしい…
そうなったら、高校生の宇佐くんとは
生活スタイルも変わりすれ違うだろう。

新しい恋をしてしまうことだってある?
彩花の発言から、そんな不安を覚えた
宇佐くんは律ちゃんに告白することを
決意していた。シチュエーションは
大事にしないと…なんて微妙な場での
告白を避け続けていた彼だけど、
結局思いを告げたのはゴミ捨て場。
宇佐くんの手にはGの入った袋w

ろくでもなかったけれど、そんな
状況で彼は最後まで思いを伝えた。
怯みそうになった宇佐くんに最後
まで思いを告げさせたのはきっと、
律ちゃんのまっすぐな瞳だったろう。

「先輩が困ったり悩んだりしたとき
一番に俺が近くに行きたいんです。」

そんなテンパリ前回の宇佐くんに対し、

「いいよ。」

やたら凛々しい表情で答えた律ちゃん。
でもね、彼女なりの精一杯の虚勢
だったのかもしれない…結局は
宇佐くんが余計なことを言うから
逃げてしまった律ちゃんだった。

逃げては捕まえられ…
は~良かったねぇ♡
もう…長かったぁ~w

もう、この2人ちゅーでもするん
かな?ってくらいいい雰囲気だった
んだけどここは偶然にも麻弓さんの
部屋の真ん前だったりしまして…w
いい空気は強制終了させられたw

「同じ屋根の下生々しいのは
ちょっと困るから、お付き
合いは(仮)でお願いね。」

…両想いだけどお付き合い(仮)ww

僕らはみんな河合荘9-5

「ラッキーだったのは私なの。」

これはお付き合い(仮)する
ことになった2人の、あの
告白の、たぶん数時間前。

林達に相談してたんだよね。
宇佐くんへの気持ちを自覚して
どうするべきかって考えてたの。

彩花の話もあって、いろいろ
急に焦りだしたんだろうな…。

宇佐くんがすっごい焦ってる中、
律ちゃんも実はかなり焦ってて、
すごく真剣に悩んでいたようだった。

だから…2人とも思いが通じてようやく
両想いになれてほんとよかったと思う。

僕らはみんな河合荘9-6

麻弓さん誕生日の日…実は宇佐くん
達の両想い記念ということもあり
豪勢な晩御飯が用意されていた。

そんな晩飯を前に、買い出しに
行かされた宇佐くんと律ちゃんを
ストーキングする河合荘の面々w

すっかりプチデート状態の2人で
拗ねてしまった麻弓さんだったけど、
麻弓さんの思うような行動に出た
わけではなかった…ロープウェーに
乗って言ってしまうんだろうなんて
思っていたんだけれどね、乗り場で
麻弓さんにお土産を買ってきたのだ。

なんだかんだと、河合荘はみんな
仲が良くて…とても素敵な下宿だ。

~ひとこと~

今回シロさんの執筆中のシーンと
過去に出していたであろう書籍が
ちらっと出てきたお話があった。

まだまだ謎多きシロさんだけど、
一応ちゃんと小説家なのでした。

と言うのは置いといて~w
はぁあ…ようやく、でしたね♡
やっと両想いですよ宇佐&律!!
長かった…でもなんかもうすごく
見ててドキドキするわ可愛いわ
萌えるわって感じで…楽しかった!

でもそんなラブな部分の進展も
ありつつ河合荘メンツのハート
フルなお話もしっかり詰まってて、
相変わらず素敵過ぎるお話でした。

10巻はまただいぶ先かな…
今後の河合荘の皆さんのお話、
また読めるのを楽しみにしてます。