ブレンド・S 第5巻

著:中山幸 先生

前巻、美雨のスランプを解決するため
という名目で店長と苺香がデートを
した時、アニメを観て語り合いたいと
話をしていた件なんだけど問題発生。

録画していたアニメはスポーツ中継の
延長により時間がズレ録画できておらず
苺香はまだ見ることが出来ていなかった。

でもそのアニメの内容にはエロシーンも
あり、その回は特に内容が濃かったよう
で苺香に見せられる内容ではなかった。

それゆえ、事情を知った苺香の兄はそう
いうシーンを編集しカットするためという
名目で店長と一緒に観て、意気投合した。
その結果苺香がまだ観れていない頃には
既に店長と兄が語り合っていたんだって。

それがすごくすごく嫌だったんだろうな。
語り合いたいっていい出したのも、きっと
趣味の合うお姉さんとアニメの話をしてた
のが羨ましかったって嫉妬からだろうし、
兄にまで先越されたとか可哀相すぎた 笑

自分ではその気持ちの正体を理解できて
ない苺香だったけど、そんなもやもやの
おかげで兄や店長には冷たい態度をとり、
仕事中お客様にも迷惑をかけてしまった。

無自覚な気持ちって自分の中で整理する
ことができないから難しいところよね。
店長は今の苺香の言動にどう思ったか‥
この2人いつかは進展するんだろうか?

もうとっくに両想いな気がするのに、
中々進展の気配が薄いままですね 笑

ある日、秋月くんが階段から落ちて足を
怪我した。2.3週間は仕事を休む、唯一
まともなキッチン担当が働けない状況で
さすがに店長が真面目に働いたとしても
1人で店を回すのはだいぶ難しいだろう。

秋月くんが働けない間の臨時バイトとして
麻冬さんの紹介でやってきた風間彩人さん。

普段はバンドでボーカルをしていると
いう派手めだけど綺麗なお姉さまだった。
苺香のバンドに対する謝った知識は
一先ずおいておいて、店長より余程
仕事の出る立派な戦力になっていた。

でも麻冬さん、紹介してくれた時に
面倒な人って言っていたのが気になる。
まだ明らかになっていない何かがある?

それが明らかになるのに、そこ
まで長い時間はかからなかった。

苺香のドSキャラの発言を真に受け、静か
になろうと‥と自分に包丁を突きつけた。
その状況に慌てて、今度は苺香まで包丁
を喉元に突きつける‥ほんとやめて 笑

これは中々、難しいお姉さんのようだ。
普通に使えるんだけど、極端すぎて
突然奇行に走りかねないね彩人さん。

「すみません、見た目派手だし印象
悪いところにご夫婦の台所に立って
しまったので怒らせたのかと‥。」

バンドの誤った知識によってつい
彼女をガン見した苺香の目つきと、
調子に乗った店長の発言を彩人さんが
真に受けた結果生まれた勘違いだ 笑

‥この、キャラを作りまくる接客の
お店で彩人さんの性格は、短期間でも
いろんな人の心を乱しまくるだろう 笑

お店の外から様子を伺っている
高校生くらいの男子、美雨に声を
かけられてお店の中に入った彼の
正体は彩人さんの弟・隼人だった。

姉のことを心配してわざわざ店
まで様子を見に来たようだった。
すごくしっかりしているのは姉が
こんな感じだからかも知れない 笑

一通り挨拶を終え帰ってったん
だけど、なんでか美雨に対して
だけ顔を真赤にして可愛いの。

そんな様子を見た店長とひでりは
顔を見合わせ、にやつくひでり。

実の姉があんな感じだから、本当に
お姉さんっぽい雰囲気の美雨みたいな
女性には弱いとかだったりするかな。

ほんとのところはわからないけど、
ちょっとおもしろそうだし今後
このお話も深く描いてもらえたら
いいなと、ちょっとだけ期待 ♪

彩人さんのバンドの曲に興味を持った
苺香は店長とライブに行くことになった。
彩人さんが来ますか?って言ってくれた
のは苺香だけだったんだけど、そしたら
苺香から店長に一緒にと声をかけていた。

無自覚だったろうが、それはデートやぞ。
その後麻冬さんや夏帆に煽られ、少しは
進展することを目指して店長から改めて
デート(ライブ後の食事)のお誘いをした。

今日はそのデート当日です。結局
食事はライブ前になったようです。
苺香の好きそうなチョイスのお店で
食事を済ませ、苺香の希望もあって
2人でプリクア(プリクラ的なの)を
撮って‥まるで恋人同士のようだ。

彩人さんのバンドのライブはの観客は
ほとんどが女の子‥ガールズバンド
なのに彩人さんは女性にめっさモテる。

女受けの良さそうなかっこいい見た目、
に対して歌詞は少女漫画のような超
甘々ラブソング、ファンの結婚してぇ
とかいう声を真に受け同性婚と重婚を
本気で考える発言をする彼女の性格も
ライブ会場では随分盛り上がっていた。
人気の理由がわかるライブだった 笑

そして苺香はというと‥ライブで歌って
いた曲の歌詞に気持ちが動き出していた。
そして思いのほか積極的で可愛いわ‥♡

もうほとんど、気持ち自覚したみたい。
あとはね‥問題はきっと店長の方だね。

秋月くんは足のリハビリ、夏帆は
ゲームの買い物がしたいと言って
2人で出かけた、その帰りの電車。
ちょうど帰宅ラッシュの時間で
こんな微笑ましい状況に至る 笑

シュッシュな、わからんでもない
けどやっぱり可愛い言い方だ 笑
臭いのかって変な汗かいてそうな
秋月くんはちょい可哀相だけども。

この2人すごく仲良いしゲーム一緒に
してるのはよく見るけど、この先も
それだけで終わっちゃう感じかな?

このお出かけの日の最後、秋月くんと
別れてからの夏帆がすごく幸せそうな
顔をしててもしかしたらそれだけじゃ
ないんじゃないかなーなんて思って。

いや、買ったゲームをするのが
楽しみでってだけの笑顔だってなら
それはそれで納得なんだけども 笑

それに秋月くんも基本的に女の子に
接するの苦手なくせに夏帆に対しては
そういう壁をそんなに発揮しないから。

この2人ならお似合いだと思うんだよ。
なーんて、何もないかも知れないけど
勝手に想像してニマニマしてしまう 笑

最近苺香の態度が少し変わった。
はっきりしない気持ちに1人もやもや
する感じではなくなったけど、嫉妬
しては店長にいたずらしてみたりと、
ちょっと見ていて可愛くて仕方ない 笑

その様子を見て彩人さんや美雨は嫉妬
だと店長に話すんだけど、店長はそんな
ことありえないと全く信じようとしない。

そんな態度にしびれを切らした彩人
さんは直接、苺香に店長への気持ち
を聞きに行くことにしたんだけど‥

苺香は、はっきりと答えた。
なんの躊躇もなく、でも店長は
それをみんなに対するものと同じ
だと捉えてさっさと行ってしまう。

んんん‥違うんだけどなあ 苦笑

苺香はちゃんと気持ちを自覚した。
気持ちを自覚したのは最近だろうし
これまでの態度もあるから簡単には
いかないかもだけど‥態度や発言で
少しずつでもアピールしていけたら
いいね、頑張れ!! 負けるな苺香 !!

‥態度でのアピールは、本人が
ニヤけてるつもりでも恐ろしい顔
してることあるから逆に誤解を生む
可能性もありそうで不安である 笑

ある日オーナーに新商品のドッグ
フードを届けに来たときのこと。

なぜか、家のドアが空いていた。
中に呼びかけても店長の反応は
なく入ってみると店長はベッドで
お休み中‥物騒な、施錠して 笑

そんなことを店長に注意している
うちに、何か悪い人がピッキングで
鍵をあけて入ってきたんじゃ、まだ
その犯人が近くにいるかも知れない
なんて思考に陥った苺香は慌てて
犯人を探そうとして‥ちょ、ぇ 笑

待って、こうなって、え wwww
ここで、終わりなんですよ 笑笑
次のページはあとがきでした‥

ええええ、早く次巻読まなきゃ !!

~ひとこと~

さてさて…今巻も大きな進展はなく
終わりかな~って思っていた矢先に
これ、びーーーっくりしたよ !! 笑

いやでも苺香の気持ちがはっきりした
っていう進歩はあったんですけどね。
そして最後のあれが今後どんなお話の
流れになっていくか‥すごい楽しみ。

進展しなかったーーーーで終わる
可能性もゼロではないけれど、巻を
またいで焦らすくらいだからほんの
少しくらい進展があるかもしれない。

続けて6巻も紹介させて頂きますので
良かったらまたお付き合い下さいね。