3D彼女 リアルガール 第11巻

3D彼女11

著:那波マオ 先生

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つっつんは旅行後、伊東は
綾戸宅訪問後の投稿日。

明らかに真っ青なのか真っ赤
なのか、とにかく落ち着きの
ない状態の伊東からの告白。

「一つだけ聞きたい
んだが、やっぱり世界
って変わるもんなのか。」

いろいろ察したつっつんが
1つ、質問を投げかけた。

「僕の世界は変わったよ。」

大好きで大切で愛しくて
仕方がない…そんな感じが
駄々漏れだったものね2人。

私にはイマイチわからない
所があったけれど、こんな
ふうに思える相手に出会える
ってのはほんと幸せだな。

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あと1ヶ月…それを喘息の
主治医だと色葉が言ってた
先生が言うってどういう…

やっぱりほんとに1番最悪な
パターンが本当のことなの?

1巻で言っていた…色葉は、
重い病気なんだって話。

…不安ばかりが増えていく。

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突然、母親に結構な額を貸して
欲しいなんて言い出したつっつん。
それから、補講には出ず、たまに
授業まで休んでいるようなつっつん。

それでしていることは色葉と
とにかくいろんなことをした。

受験前で、つっつんは勉強してる
から大丈夫だなんて言ってたけど、
実際学力は下がっていく一方で、
伊東にも心配される始末…そんな
様子がおかしいつっつんの原因は
あと1ヶ月で色葉がいなくなる。

そんな、少し先への不安だった。
あと1ヶ月で、色葉としたいこと。
ルーズリーフ何枚もいっぱいに
書き込んで、ひたすらそれを
実行しようとしていた。

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(…ほんとは心のどっかで
わかってたんだ。こいつが
喘息なんかじゃないこと。

でも怖くて、真実と向き合う
のが怖くて、傷つく準備が
ずっとできなかった。)

転校なんて嘘だよ…なんて
つっつんの行動の意味を
知った色葉は言ったんだ。

きっと転校ってだけでも
高校生にとってはかなり
辛いことだろうと思うよ。

でも、それ以上のことなんて
出来るなら想像したくもない。

そういう現実が見えてしまって、
つっつんは少しでも後悔のない
ように、少しでも多く色葉に
楽しい思いをさせてあげたいと
必死だったのかもしれないな。

その結果無断外泊をするはめに
なってしまったのだけれど←

この先、どうなっちゃうんだろう。

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無断外泊の後から、色葉と
全然出会えなくなっていた。
不思議に思って確認すれば、
色葉はずっと家に引きこもって
いる状態なようだったと知る。

話をしたくても会ってもらえず、
それでもなんとか会ってもらえる
まで粘って粘って今に至る。

「だって、お別れ言いたくなかった
んだもん…こんなはずじゃなかった
んだけどなぁ。こんなに、好きに
なると思わなかったから。」

色葉はどこに行ってしまうのか。
そんなつっつんの問には答えずに、
行きたい場所があると連れてきた
のが、初めて会話をした、そして
2人が付き合った場所、プール。

転校するわけではない。

でも、今までの思い出とか記憶とか、
そういうのが全部消えてしまうかも
しれない。そうしたら、つっつんを
愛した色葉は?みんなと過ごした
時間を忘れてしまった彼女は…。

今までの彼女には会えなくなって
しまうようなものかもしれない。

だから、転校。もう会えなくなる
っていう言い方をしたのかもな。
ほんと、最悪すぎるパターン。

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「おまえが忘れたって、
俺が忘れないから。」

そう訴えるつっつんに、色葉が
返した言葉はあまりに残酷だった。

忘れたくない。なのに、忘れて
って…絶対に忘れたくないし、
忘れようと簡単に忘れられる
ような記憶じゃないだろうに。

今のつっつんの大半を構築
してるのはきっと色葉だ。

その後…色葉は手術のために
海外に行った。学校も中退。

…つっつん、つっつん…。
大丈夫なわけがないよね。

でもきっと色葉もすごく
苦しんでいるんだろうな…。
いろいろ怖いに決まってる。

続きが気になって仕方がない。

~ひとこと~

10巻まではまあいろいろありつつ
温かい感じで進んでいたお話。
11巻でいきなり底のない真っ暗闇に
突き落とされたような気分でした。

現実にも、こんなことはあるのかも
しれないね…あまりに残酷な事実。
今はただ、色葉の手術がちゃんと
成功して、記憶も消えないまま
また再会出来たらいいのに…。

淡すぎる、夢の様な確率に
なってしまうのかもしれない。
それでもたった数パーセントでも
その可能性があるなら信じたい。

…次巻、最終巻です。