パパと親父のウチご飯 第6巻

著:豊田悠 先生

パパと親父のウチご飯6-1

4人で晴海の実家にやってきた。
晴海の父はとても頑固な方で、
帰ってきた息子に再婚相手を
と話をしてきたのでした。

息子一人で育てるのは大変。
清一郎も随分大人しいようで、
母親の存在が必要だろう…と。

父親と向き合う覚悟をして
帰ってきた晴海だったけど、
…そう簡単にはいかないね。

でも、清一郎がそんな頑固な
おじいちゃんの心を動かしたw

晴海も、父親も、きっと随分
不器用で言葉足らずなんだろう。

清一郎は今の4人暮らしをする
ようになっていろいろ経験して、
随分としっかりしてきたよね。

子どもたちのまっすぐな言葉に
彼は素直に応えてくれたのだ。
きっと、晴海の言葉も…まっすぐ
一生懸命に伝えれば伝わるよね?

パパと親父のウチご飯6-2

結局、父に勧められた再婚相手
の紹介は断ることにした晴海。

そして今後のことも…自分の思い、
自分の意志をきちんと伝えた。

晴海の言葉ちゃんと届いたみたい。

「何ばいいよっとか、ここはお前の家
じゃろが…次は焼酎でん持っちこい。」

父親とのわだかまり、
ようやく消えましたね。

パパと親父のウチご飯6-3

「愛梨ちゃんさみし
がってましたよ。」

晴海に頼りっぱなしの金銭面。
いつか真希(愛梨の母親)が
帰ってきたときのためにも…
そんな理由で睡眠時間を
減らして無理して働く千石。

でもその疲労が少しずつ出だす。
そして、大事な愛梨までもが
寂しがっていたと話を聞く。

焦る気持ちはあるけれど、自分
の出来ることで、なおかつ愛梨を
大事に出来る方法で頑張ってけば
いいんだよね。焦って無理をしても
それはいい結果にはつながらない。

ねこのおばーちゃん(杉田さん
=師匠のとこの奥さん)のとこで
話をして、千石も考えが変わった
ようだった…きっと大丈夫、頑張れ!

「夜はやめてバイト募集するわ。」

上手くいくといいな。

パパと親父のウチご飯6-4

親の転勤で、大阪からやって来て
愛梨達の園に来たみつきちゃん。

関西弁を男子達にからかわれてから
幼稚園に行かなくなってしまった。
男子にからかわれた時、はじめに
話し方を面白いなんて言い出したのは
実は愛梨だった…勿論全く悪気はない。

テレビでよく見るようなお笑い芸人
のような口調で面白いと言ったのだ。
でも、それをきっかけに男子達には
からかわれることになり…愛梨は
自分の発言を酷く後悔していた。

そんなある時、偶然にもみつき
ちゃんを街で見つけた愛梨達。

暴走する娘を止めてくれたという
ことで、家に招待してくれた母様。

子供たちも一緒になってお好み焼き
を作った。そんな中でのワンシーン。

「みつきちゃんおこのみ
やきにチーズいれるの?」

そう質問を投げかけた愛梨に、
不安そうに応えるみつきちゃん。

「…へん?」

昔自分の家族を変だと言われて
すごく嫌だったことを覚えてる。

でも、変でもすごく素敵だって
自分の家族に自信を持てたから、
今はこんなふうに言えるように
なったんだよね愛梨も。だから
みつきちゃんもいつかそんな
ふうになれたらいいなと思う。

愛梨がいるなら、また幼稚園に
来られるようになるかもしれんね!

パパと親父のウチご飯6-5

千石の職場にバイト君が来た。
名前は竜也(たつや)。愛想はいいが
サボるは遅刻するわバックレるわ…
一先ず、かなりの問題児だったw

そんな彼を雇ってしごく日々…
あまりに問題児なのでクビだ!!
なんて言い出した時、晴海から
昔の師匠と千石みたいだなんて
言われたんだよね…きっとその
言葉がきっかけになったろう。

金もなく、樹里という女性のヒモ
状態な生活をしていたらしい彼は、
今住む場所すら満足にないらしい。

きっと食事もまともに摂れてない。
それを見かねてか、千石は竜也を
家に連れてきて食事を用意したのだ。

作っている間、愛梨や清一郎とも
仲良くして好かれたみたいだったし、
問題児だけど根はいいやつなんだろう。

「(店に)物置にしてる部屋が
あっから、金貯まるまで使っていいぞ。」

そう言って、店の合鍵を渡したのだ。
初めは反抗的なことを言い出したけど、
結局は世話になることにしたらしい。

千石の与えたチャンス、竜也は
これをどう受け取っただろうか。
…きっと、彼はいい方に変われる。

パパと親父のウチご飯6-6

ある時、店番をしていた竜也の
元に、樹里に貢がせた金を返せと
男がやってきた。今は金が無い
けど少しずつ返すと話す竜也。
それでも聞き入れてもらえずに店
の金を持って行かれそうになる。

必死にそれを阻止した結果…
鼻血をたらしてボロボロの竜也。

真実を初めは千石に隠していた。
でも、あの場に千石…ましてや
子供たちがいたらなんて考えて
ゾッとした竜也は…こんなことを…

「俺今日で辞めたいんスけど。」

でもそれが本心ではないことを千石に
見抜かれてしまい、渋々真実を話す。
晴海も交えて、今後どうするべきか、
いろいろ案を出してくれていた。

今日も千石と、愛梨や清一郎も
一緒にみんなでご飯を作る。

そんな温かい光景からか、昔樹里
に救われたことを思い出したの
かもしれないね。樹里の優しさに
甘えてばかりだった自分…そんな
現実からずっと逃げていたのだろう。

バイトをやめたいと話した時、
千石に逃げるのか?と言われた。
それもきっかけになったのかな。

頭を丸めて樹里の元へ謝罪と決意を
しに向かった竜也は頭を下げる。
そして必死に思いを伝えていた。

樹里と仲良く出来ていた頃、
マッサージ上手いねって言われた
ことがあったらしい…千石の所へ
バイトに来たのには、少なからず
そんな理由もあったのかもしれない。

逃げるのを辞めたらきっともう、
後ろめたい気持ちにはならない。
時間はかかるかもしれない…でも
これからまっすぐに向き合える。

頑張れ竜也。きっと大丈夫だ。
…メインキャスト1人追加かな?w

ちなみに樹里のことで店にきた男。
樹里に惚れてるっぽくて彼氏のフリ
をしていたらしいけど彼氏じゃない
…らしいことが判明しましたよww

~ひとこと~

今回も温かい感じで終わった~。
美味しいご飯であったかい笑顔。
料理漫画とはいえ、ほんと話も
深くて素敵なお話ですよね~!!

千石がいて、晴海がいて、そして
子供たちがいるから成り立つ人生。

苦労は勿論あるでしょうが、それ
でもすごく素敵な人生を今後も
進んでいくために頑張るんだろう。

今後のお話が楽しみです!!