パパと親父のウチご飯 第4巻

著:豊田悠 先生

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「そういう人を、友達って
言うんじゃないですか?」

昔から思ったことをすぐに
口に出してしまうという茜。
そんな彼女に友達が出来る
こともなく、ずっと1人で
いることが多かったらしい。

茜の中では、今まではきっと
それでいいと思えてたんだろう。

でも、そんな茜に話しかけて
来る子がいた。春風っていう
ギャルな雰囲気の女の子。

ズバズバとハッキリ言ってしまう
茜に笑顔で接してくれる子だった。
そんな春風も結構遠慮がない子で、
茜もきっと居心地が良かったろう。

茜はそんな春風を守りたくて出た
行動が原因で、春風に嫌な思いを
させてしまったことを落ち込んでた。

性格には、春風と友達のいざこざに
割って入って友達の方にきつい言葉
を浴びせたことで春風の方がきっと
気まずくなって逃げてしまったという
だけのことだったんだろうと思うけど。

茜は自覚なかったみたいだけど、
いつの間にか春風がすごく大切な
存在に感じるようになっていた。
そう、いつの間にか友達だった。

この後、結局2人はまた仲良く
戻れたのだけれど、茜にとって
初めてかもしれない友達という
存在に、少し戸惑ってしまった
っていう話だったのかもしれない。
素敵な友達が出来て良かったね!

意地を張って素直になれない茜、
春風という大切な友達が出来たこと
で、そういう自分を少しずつでも
変えていこうって思えたかもね。

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晴海が担当している漫画家さん
のアシをやっている栗山さん。

ずっと漫画家になりたくてネームを
送ってきていたようだけど、結果が
出ず、諦めようと考えていたという。
それを引き止めたのは晴海だった。

晴海が包丁が怖くなった原因…
当時担当していた漫画家さんが
起こした自殺未遂だったのだけど、
それがあってから漫画家さんに対し
過度の干渉や提案の押し付け等を
避けるようにしてきたという晴海。

それで成功する漫画家さんも勿論
いたけれど、栗山さんの場合は逆
…もっと口をだすべきだったのかも
と、今更になって後悔した晴海。

もう辞めるのだと決意した彼に、
伝えるべきかずっと悩んでいた
晴海だったが、彼の言葉を聞いて
晴海も勇気を出したんだろうな。

でも、栗山さんの言葉は1つの
きっかけに過ぎなかったろう。

千石、愛梨、清一郎。
彼らと一緒に生活する中で、
晴海も少しずつ変化してる
ってことなんだろうね。

このあと、栗山さんはとても
いいネームを提出、まずは
短期連載から始めることに!

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魚を食べるのは、子供にとっては
独特の苦味や臭み、後は骨がある
ことで結構大変なことのようだ。

それで魚を食べたがらない2人の
ために、晴海の提案で水族館へ。
でも生きている魚を見た清一郎は、
それらが死んだ状態のモノを
今まで食べていたんだと知って…

こわい、ごめんなさいと言った。
清一郎はすごく優しい子だから、
元気に泳ぎ回っていた魚達が、
自分達に食べられるために死ぬ
ということを怖いと感じたのだ。

そんな清一郎に晴海が教える。

「ごめんなさいじゃなくて、
ありがとうって言おう。」

当たり前のように食べている肉や
野菜もみんな生きていて、そんな
たくさんの命をいただくことで栄養
になって大きく成長させてくれる。

だから、感謝の気持ちを込めて
いただきますと言うんだと言った。

それでも、しばらくは怯えている
様子だった清一郎だったけど、
勇気を振り絞って魚を口にする。
パパに教えてもらったとおりに
ありがとうの気持ちを持って。

そうしたら、魚達からの返事が。
…聞こえたような気がしただけ
だったかもしれない。それでも、

命をいただいてるんだと心から
感謝して食事する。あいさつの
ようになんとなく口にするように
なりがちな「いただきます」だけど、
感謝の気持ちを忘れちゃダメだな…
と改めて思わされたお話でした。

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何やら、千石に向ける茜の視線が…
はて、恋でもしたかしらね千石に。
それとも、昔は優しかった自分の
父親と重ねてるとかいう話か??

詳細はまだ不明だけど、茜の
視線が地味に気になりますw

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千石は一見口の悪さと見た目の
怖さで子供たちを怯えさせる
ことが多いけれど、それでも彼
なりに優しく接しようといろいろ
考え頑張っているのかもしれない。

最近では、清一郎と千石が仲良く
しているような様子も見られた。

でも、愛梨にはそれが寂しい
と感じてしまったらしい。

「あいりの!あいりのおやじだもん!」

娘ってのは父親にとって、
とてもめんどくさくて厄介
だけど可愛くて可愛くて仕方
ない、そういう存在なのかもね。

千石、愛梨にベタ惚れだな~w
ほんと、女の子って可愛いな。
こんなの見てると、将来千石の方が
子離れできなそうだなとか思ったw

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ある時、電話があった。
晴海の元嫁からの電話。

…すごく厄介なことに…
やっと、晴海親子と千石親子が
家族になってきたところなのに。

…こんなタイミングで…。

~ひとこと~

今回もグルメ漫画なのに料理を
紹介することなく終わりました←

料理紹介してたら物語として
素敵な部分が紹介できなく
なってしまいますからね。

それはあまりに勿体ないです。
料理のレシピとしてもとても
興味のある漫画ですが、何より
お話の流れも先が気になってます。

今回は晴海の元嫁からの
電話で終わったので、いろいろ
不安が多い状態ですが…清一郎、
一体どうなっちゃうんだろう。