著:都戸利津 先生

“今すぐ消えてしまいたい”――
小6の夏休み、父親から家を出るよう
に言われた怜央は、再婚した母を頼り
義理の兄と初めて対面することになる。
彼の前に現れたのは、変人美大生・透介。
自由奔放な透介に振り回されつつも
スタートした毎日の中で、怜央は…?
不器用な二人が紡ぐ、
やさしいファミリーライフ。
☆キャラクター紹介☆

広瀬 怜央(ひろせ れお) 小6
「自分のことは自分でする。」
なるべく迷惑をかけないように
という気持ちからか人に頼ったり
甘えたりするという考えがなく、
言葉足らずなこともあり父親や大人
にはよくかわいげがないと言われる。

如月 透介(きさらぎ とうすけ) 美大生
大学生というには随分と子供っぽく
話し方から好きなもの、態度まで
どこをとっても随分と幼い印象。
でもその分とても素直で、些細な
ことで笑ったり泣いたりと大忙し。
そんな透介のまっすぐな所が怜央
の心に少しずつ変化を与える。