心霊探偵八雲 第4巻

著者
原作:神永学 先生
作画:小田すずか 先生

心霊探偵八雲4-1

真琴とその友人の麻美はバーで
待ち合わせをした。そこに真琴が
到着した頃にはもう、眼鏡の男性、
村瀬伸一さんともう1人裕也くんと
すっかり仲良くなった様子の麻美。

すぐに打ち解けた4人だったが、
麻美がトイレに経った時…悲鳴が。

外から鍵を開け中に入ると・・・
トイレの鏡に映る血まみれの女性。

幽霊…?本格的に恐ろしいな…。

心霊探偵八雲4-2

真琴達の話とはまた違う話なのか
繋がりのある話なのか…八雲の元へ
相談を持ちかけていた女性がいた。

この女性の霊も…血まみれだわ。
相談者は八雲達と同じ大学の
飯田瑞穂という方。彼女の相談
を快く引き受けた八雲だった。

「美人割引キャンペーンだ、それと
ぼくは今猛烈に扇風機が欲しい…。」

暑さで死にそうだったのが理由w

心霊探偵八雲4-3

瑞穂からの依頼でマンションを
調べに行くと…そこで神山栄治
と名乗る男が話しかけてきた。

マンションを見上げ、例の魂が
見えている様子の八雲に対し…

「髪の長い女性。二十代前半の
若い女性の霊だ。失意の果てに
このマンションから飛び降りた…。」

八雲と同じ体質だろうか…?
神山の発言がどこまで真実か
今はまだわかっていないけれど、
亡くなった女性の魂がいることは
八雲にも同じように確認できた。

「君とはいずれまた会うこと
になるような気がするよ。」

そう言い残してその場を去った神山。
…彼は敵なのか味方なのか…八雲と同じ
体質の男で敵だったら…嫌だなぁ…。

心霊探偵八雲4-4

八雲からの連絡で、霊の正体で
あると思われる人物を探す。
このマンション付近で過去
に死んだ人間の出た事件等…。
そこに該当する女性が見つかる。

5年前の4月、マンションの中庭で
女性の遺体が発見されていた。
状況証拠から自殺と断定された。

亡くなる半年前に、強姦被害に
遭っていたのが証拠に繋がった。

彼女の名は、沢口里佳。
その名を聞いて、後藤さんは
顔をしかめてこう話していた。

「彼女の死には俺に
責任の一端があるんだ。」

その後八雲の元に話をしに行った
後藤さんがその詳細を語りだす。

当時後藤さんの相棒だった島村と
いう女刑事が対応した事件だった
らしく、後藤さんは実際に彼女と
顔を合わせたことはなかったらしい。

「なぜあの時俺は諦めてしまったんだ…!?
もしあの時に戻れるなら俺は井出内を
殴ってでも彼女の捜査を担当する…!」

それでも後悔の思いはずっとあった。
犯人は彼女の自殺後に逮捕された
大利和志。犯人が捕まっているなら
彼女が彷徨っている理由は何だ…?
そんな疑問を持っていた八雲でした。

精神的に、いろいろきつい
事件になりそうですね…。

心霊探偵八雲4-5

バーのトイレで女性の霊(?)を
見て以来、麻美は自分の住む
マンション…アパートかな??
そこの9回の部屋のベランダに
その女が出たのだと言っていた。

あまりの恐怖に霊媒師を名乗る
神山に依頼をしていたようだ。
信頼できる人…どこ情報なのやら
疑問だが彼女にとってはそういう
存在らしい。だが部屋にやってきた
神山が言うには、その霊は浮遊霊
で、彷徨っているだけだから危害を
加えてくるようなことはないと言う。

そんな言葉に一時は安心する麻美とは
正反対に、同じくその場に居合わせた
真琴は妙な胸騒ぎを覚えていたようだ。

それから少し経ったある日、偶然
だろうか、石井さんと一緒にいた
真琴の携帯に麻美から着信が入る。

部屋に向かうエレベーターに乗った
頃に再度来る電話…切羽詰まった
様子の声は、大きな悲鳴を最後に
その通話は途絶えてしまった。

大急ぎで部屋に向かい、応答の
ない麻美に変わって管理人から
合鍵を借りて来て部屋に入ると…

室内に麻美の姿はなく、ほんの少し
前まで通話していた携帯が部屋の
中央に血まみれの状態で落ちていた。

麻美が…消えてしまった。
その後部屋にかけつけた後藤。
話を聞いていると、突然部屋の
電気が消え…ベランダに霊が現れる。

「――――死ね」と。

この後も、怪奇現象は続いた。

バーで会った2人の男性、村瀬さん
と裕也くんが住む村瀬さんの部屋
にもその霊は現れた。真琴に対しては
携帯電話への非通知の着信があった。

どちらも、共通して明らかに殺意を
向けた言葉をぶつけてくること。

「死ね」と。

一体どういうことだ。
最後に…バーのマスターの元へ
現れたその霊…その時何か言った
ような描写はなかったけれど…
同じ言葉を言われたと言ってた。

・・・一体何が起きてるんだ?

心霊探偵八雲4-6

八雲からの仕事を頼まれた。
里佳さんの父親に会ってくる。
そこで何か情報をってことかな?

初めは、友人だと嘘をついて
お宅へ上がらせてもらったけど、
それはすぐにバレて真実を話す。

「死んだ人は戻ってこないけど、
その人の残した想い、知りたいと
思いませんか?…もしかしたら里佳
さんは自殺じゃないかもしれない…。」

誰もが彼女の死を自殺だと言ったの
だろう。自殺じゃないと言ったのは
晴香が初めてだったらしい。そして、
父親も殺されたのだと思っていた。

そこで可能性にかけてくれたの
かもしれないね、里佳さんの日記
帳を晴香に渡してくれたのだった。

日記帳を調べていると、暴行事件に
遭ったという日に不思議なマーク。

…十字架に…ヘビ?これは一体
何を意味するものなんだろうか??
そして、1ページだけ切り取られた
形跡のあるページもあって…??

ああ…謎だらけw

心霊探偵八雲4-7

神山の指示で、例のバーに集められた
面々…真琴、村瀬、裕也、そして後藤
さんと石井さん…勿論そこにはここの
バーのマスターも立ち会っていた。

麻美が消えた件を怨霊のせいだと
話す神山、そしてその霊を沢口里佳
だと…里佳の話が出ていた八雲達が
調べていた件のマンションとこちらの
麻美のマンションは同じなんだろうか?

ダメだ、話がイマイチ読めない…
繋がらない…里佳さんの霊は強姦の
犯人ではなく自分を殺した相手(仮)
を殺そうとこの世を彷徨ってるのか?

詳細は…わからない。

突然カラコンを外した神山の眼は
…両眼とも八雲のように赤かった。

麻美はあの世に連れて行かれた。
真実を明らかにしないとまた
被害者が出る…そんな内容をただ
淡々と話す神山…突然証明が消え、
そこにその霊がぼんやりと浮かぶ。

直後…大きな悲鳴とともにそこに
しゃがみ込んだのは村瀬さん。

その腕からは血が出ていて…
そして、里佳さんの日記帳に
あったものによく似た刺青??

…もしかしてあの強姦事件。
捕まった犯人とは別に犯人が
いたという可能性でもある??

複数犯か真犯人か知らないが、
その件に彼、村瀬伸一が深く
関わっているのかもしれない。

~ひとこと~

…めっちゃ気になる所で終わった。
この時点で、神山は勿論村瀬さんや
裕也くん、バーのマスターも謎だらけ。
それらの詳細も少しずつ明かされる?

とにかく次巻ですね。
気になって仕方ない、
そして怖いwww

ところで4巻でちらっと出てきた
里佳さんの事件当時にその件を
担当していたという島村さん。
後藤さんは久々に会って今回の
件について、そして例の事件を
洗い直すという話をしていた。

そっちの話もどうなってるんだろう。
では一先ずね、また次巻で!!