
友人に起きた異変を解決して
ほしくて、超能力があるという
噂の八雲の元を尋ねた晴香。
友人の美樹の様子がおかしく
なり入院してしまったこと。
美樹とその彼氏の和彦が幽霊が
出ると噂の廃屋に行ったことが
原因じゃないかと…彼女を助け
たい一心で八雲を頼ったこと。
概要を話すと、金を要求されつつも
依頼を引き受けてくれることになる。
「僕には他の人には見えないもの
が見える。死んだ人間のタマシイ、
わかりやすく言うと…幽霊。」
八雲のこの体質は超能力というの
とはまた違うもののようだった。
にわかに信じられない晴香は、
証明出来るのかと求めてみるが…
「今この部屋にも幽霊がいる。
名前は綾香、七歳のときに交通事故
で亡くなった君の双子のお姉さん。」
今でも姉は自分のせいで亡くなった
とずっと食い続けている様子の晴香に
対し、こんな言葉を向けた八雲だった。
信じられない様子の晴香だったけど
八雲に言われた通りの場所から、
昔無くしたという指輪が出てきた
ことでもし本当なんだったら…と
いう期待もあったかもしれない。
一度は八雲の元を離れた晴香だったけど、
この事実を知って彼の元へ戻った。
これが、二人の始まり。

普段はコンタクトで隠して
いるらしい彼の眼は、本当は
片目だけ真っ赤な色をしていた。
ある拍子にコンタクトが外れて
それを見た晴香は、言葉を漏らす。
「…きれい。きれいな瞳。」
目を輝かせてそう呟いた晴香に
一瞬驚いた様子を見せた八雲は、
少しして笑いだしたのだった。
きっと、嬉しかったんだろうな♪
今まで奇怪的な目で見られてきた
んだろうなって思う、今までずっと。
更に、その眼で他の人には見えない
死者の魂が見えてしまうのだから。
ずっと気味悪がられてきたんだろう。
でもそんな話を聞いて晴香が
思ったことは、存外温かくて…
(じゃあ今まで誰もこの人と
向き合ってこなかったっていうの?
でも私はこの人と向き合いたい。自分
でもよくわかんないけどそう思う―。)
もしかしたら、晴香の存在が八雲に
とって何か変化をもたらすことに
なっていくかもしれないですね。

ここで、今回の事件についていろいろ
調べてきた内容がまとまってたので。
まず晴香の友人の美樹の様子が
おかしくなり入院している話から、
結局のところお金は受け取らずに
晴香からの依頼を受けることに
した八雲は、病院に向かった。
美樹に女性の霊が取り付いている
と知り、その正体を探った結果、
篠原由利という、同じ大学で行方
不明になっている生徒の霊だと判明。
同じ頃、美樹の彼氏の和彦が線路に
飛び降りて亡くなったという話を聞く。
その際自殺だっと晴香のゼミの先生の
高岡先生が言っていたのを聞いたが、
その少し前、八雲とは長い付き合いの
後藤刑事からは自殺か事件かわかって
いないという状況を聞いたばかり。
そこに違和感を感じていた八雲。
廃屋の調査と篠原由利の関係者に
ついても調査を進める中、廃屋内の
開かずの間になっていた場所で何者
かに襲われる…晴香の姉の霊によって
なんとかその場から逃げ出せていた。
…えっと…ここまでのあらすじは
恐らくそんな感じだったろうか。
日を改め、八雲は開かずの間を
調べ直す。すると開かずの間から
続く隠し部屋が見つかったのだ。
壁や床には、必死にそこを逃げようと
したかに思える、たくさんの血の跡。
(篠原由利はここで死んだ…)
でもそこに死体は見当たらない。
そんな不思議な光景だった。

篠原さんと繋がりのある存在。
そこで晴香があげた名前は2人。
相澤さんと祐一くんという2人の
男子学生。そこで晴香が怪しんだ
のは相澤さんの方だったが的外れ。
祐一くんとは、普通に仲のいい
友人関係だったのかもね、全く
疑うこともしない様子の晴香は、
自分の中にある情報から仮定した
真実を少しずつ祐一くんに話す。
…肝心の犯人は高岡先生かもという
仮説、で警察に相談すべきかと言う
晴香に大して、顔色を変えた彼は言う。
「その必要はないよ。
君はここで死ぬからね。」
首を絞められ殺されそうになる晴香。
その異変を慌てて八雲に伝えたのは
また、お姉ちゃんの霊だったようだ。
由利を殺してしまったのは彼としては
本位ではなかったのかもしれない。でも
結果的に地下室に閉じ込めた由利は死。
タイミング悪く死体を持ち出す際に
和彦の撮った写真に写り込んでしまい
和彦を殺すことにしたようだった。
証拠となるものも少しずつ見つかり、
真実を突きつけられた祐一くんは
ようやく抗うことを諦めたようだ。
晴香…またお姉ちゃんに助けられたね。

お姉ちゃんに逢える八雲が
羨ましいと話す晴香に対し、
それなら逢ってみるか?と
目を閉じるように言う八雲。
何をどうやってるのか、全然
わからないけれど、結果的に
晴香は八雲のお陰で姉に逢えた。
ずっと伝えたかった謝罪の言葉を
ようやく伝え、姉の笑顔を見る
ことが出来たのは嬉しかったろう。
事件も無事解決し、これでもう
八雲との関わりもなくなるだろう。
そう思った晴香だったけれど最後…
「もしもう一度お姉ちゃんに逢い
たくなったらどうすればいい…?」
そう尋ねる陽夏に対して八雲。
「そのドアを開けてここにくればいい。」
彼らの関係は、この先も長く
続いていくかもしれないね。

後藤刑事が八雲の協力を頼りに
きた。そんな後藤刑事を追って
部室に入って来た途端にこけた彼…
石井さん、イケメンな雰囲気で
初登場した直後盛大にコケたw
こんな彼も、今後いろいろ大きく
関わって行く話になるのか…??
アニメと話がそれてる点が多い
ので、まだなんとも分かりません。
紹介がてらね、彼が石井さんです。
晴香に一目惚れでもしたかな~♡w

友人の真由子からお願いされた
ことがある。怖い目にあったと、
いろいろ不安がっている様子だ。
・雨の日、川に浮き「たすけ
て」と呟く少女の霊に遭遇
・その幽霊に足を引っ張られる
・その日以来部屋に誰かの気配
八雲に頼ろうと考えるも…依頼とは
関係なく会えたら…と思っていた
晴香はタイミングを逃したのもあり
八雲にその話をせずに帰ってしまう。
真由子が何かのヒントになるかもと
幽霊に会った日に気がついたら袖に
引っかかってたというストラップ。
それを真由子から預かっていた晴香。
そこには『AYAKA』の文字。
亡くなった姉と同じ名前。
偶然かもしれない。
今回の件、100%八雲の領分の話
と思うんだけど…どうするんだろう。
晴香一人で危険な目にあうような
ことがなければいいけれど…怖いね。
~ひとこと~
元は小説…なのかな?
アニメの方を見ることがあり
それで興味を持ったお話です。
でも、アニメの方とは話の流れは
似た感じなのかもしれませんが
真相が違ったり細かい設定が違う
所も多く…また違う作品として
楽しめるお話かもしれません。
全14巻。ホラーといえばホラー
ですが、八雲に見える死者の魂と
いうのは生者と大して違わない、
むしろ生者の方が危険なのでは…?
と思わされるような存在でした。
怖いの苦手な方すみません。
私もホラームリなんですが、
それでも個人的にすごく好き
な作品だったので、紹介させて
頂くことにしました。良かったら
お付き合い頂けたら嬉しいです♡