小林さんちのメイドラゴン 第10巻

著:クール教信者 先生

ある時イルルのタケに対する
態度を見ていた才川は言った。

「恋の予感がするわ。」

イルルが気持ちを自覚していない
ことにも気付き、2人の心の距離を
縮めるべくデートをさせることに。

「違うの、そういう遊びなの。
2人が遊んでる間に私と
才川が暗躍したいの!」

2人のことを応援しようと才川が
言い出したことだったけど、2人で
遊びに行ってという提案を受けて
もらえたのはカンナのおかげだ。

にしても‥どういう遊びだよ 笑

デートの中でやることは予め
才川がメモにして渡していた。

お互いがお互いを意識するように
あれこれ考えていたみたいだけど、
最後に‥才川は不良に絡まれると
いうのを用意していたらしいが、
頼んでいたのは以前ドッジボール
で戦ったお兄さんたちだったのに
本物の不良に絡まれてしまった。

怖いだろうに、それでも迷いなく
イルルを守ろうと前に出るタケ。
泣けるぜ、かっこいいじゃんよ。

その背後で慌てふためく才川‥
アクション仮面は来ないな 笑

その場を解決したのはカンナの
嘘泣き‥と見せかけてカンナの
涙にガチギレした才川だった 笑
ほんと、こゆ時顔怖いよ才川。

イルルは強いし、こんな不良達
どうとでも出来るような子なのに
この時イルルは全く動けなかった。

その理由を後で話してたんだけど

「タケが何か…小林みたいに
私を守ろうとしてくれて…
胸がいっぱいで動けなかった。」

うんうん、恋だね‥イルル可愛い。

この後逃げていった不良達・ドラゴン
ブレイカーズが声をかけたのはトール。

(その日…町からまた一つ
イキる不良集団が消えた。)

トール敵に回したらダメだって、
人間じゃ誰も勝てやしないって 笑

ある日ジョージーさんは身に覚えの
ない理由で不良に絡まれることになる。

「街中を歩くメイドなんてそうそういて
たまるか!ドラゴンバスターズとドラゴン
ブレイカーズをやったメイドを倒せば
俺達ドラゴンクラッシャーズの
名が上がるってもんだぜ!」

確かにジョージーさんはメイド服を
着ていたけれど、不良達が言ってる
メイドはもちろんトールのことだ 笑

そこに偶然いたのか、見回りをして
いる最中だったのか‥結果的に
アーザードが彼女を助けてくれた。

見回りと言ったのは、アーザードは
兄弟子である専務に呼び出されていて
守護者をするよう命じられていた。

断ったら記憶を消されるというの
だから、逆らいようがなかったろう。

ジョージーさんとの出会いは本当に
偶然だったと思うけど、助けられた
後に先程の女のことがじーーっと
自分を見てくる、まさか監視か?

アーザードは酷い悪さをしていた者だし
見張りもなしに野放しにするわけない。
その監視役がジョージーさんだと勘違い
したアーザードは彼女を懐柔しようと
カフェで話をすることにしたのだが‥

まあ先程も言いましたが勘違いだと
言うことにアーザードもすぐ気付く。

ジョージーさんは、アーザードに
執事服が似合いそうだと思って、
眼に焼き付けておこうとじーっと
見つめていただけだというのだ。

うん、ただの危ない子やったね 笑

そんな時間を経て2人はカフェの外へ
出る‥そこにはまた不良が現れて‥

「お前だな、ドラゴン
クラッシャーズを倒したのは…
俺とも立ち会ってもらおうか…。」

アーザードにとってこの日は
厄日だったのかもしれないね 笑
最初に不良達を蹴散らした時も
アーザードは傷だらけになってた。

こんな鍛え上げられた大柄の男を
相手に出来るほど身体は強くない。
でも‥そんなアーザードの前に
出たのはきっと彼以上にか弱いで
あろうジョージーさん‥ただ必死
に彼を守ろうとしたんだろうな。

そして前に立たれて、アーザードは
何かを思い出しているようだった。
過去に誰か、自分をかばって前に
出てくれた人が過去にいたのかな?

それが彼にとってどんな存在だったか
わからないけど、もしかしたら大切
に思う人だったのかもしれないね。

反射的にジョージーさんを庇う
ように彼女の前に出たけれど、
こんなガタイのいい男のパンチ
に耐えられる身体ではなかった。

本当の監視者であるトールに
よって不良は追い払われて
その場は収まったようだけど、
アーザードが思い浮かべた光景は
一体いつの、どんな状況の出来事
だったのかそれが少し気になった。

ある休日、カンナとイルルが才川の
家にお泊まりに行くことになったので
久々にトールと小林さんは2人きり。

でも小林さんにとっては
のんびり出来る休日でしかなく‥

「とりあえずビール。」

家でがっつりだらける気満々だった 笑
ソファーの隣にトールを呼んで一緒に
のんびりしようとする小林さんだけど
トールは小林さんと出かけたかった。

素直に誘えないけど、がっつり顔や
態度に出てしまうトールはめちゃ
くちゃ可愛らしかったです ♡ 笑

小林さんもなんだか満更でもない
感じで、2人で普段は行かない
お台場の方まで出かけることに。

のんびり歩きながらいろんなものを
見て回ったり、温泉に浸かったり、
そんな中でいろんな話をしたりした。

最後は夜ご飯がてら酒 ! 笑

そんな中で小林さんが言ってくれた
言葉はトールにとって嬉しいこと
ばかりだったんじゃないかな。

休みの日くらい家でぐーたらして
いたい、それでもトールと一緒なら
なれない場所まで出かけるのもあり。

美人だからってのも、小林さんて
ほんと天然たらしだよなって思う 笑
そんな小林さんにトールは今日も
夢中だし、小林さんもそんなトールと
過ごす時間を大事にしてるんだよね。

2人が一緒に過ごす場所や時間は
あったかくて優しい空間だった。

仕事のお昼休み、小林さんと
エルマが会社に戻ろうとしてる
ところに現れたのはテルネ。

やっぱり彼女エルマのおばあ様
であってたみたい、ただ祖母という
意味ではなく何世代も離れていて尊敬
すべき立派な歴史を持つ方らしい 笑

そしておばあ様じゃなくお姉さまと
呼ばせてる‥厄介なおばあ様が突然

「よし…仕事の様子を見せるのじゃ。
上手く人間に溶け込んでおるかチェック
してやろう。そして…もし上手くいって
なかったら…儂はお前を連れて帰る!」

トール父、カンナ父に続きテルネ、
またこの流れが来るのか‥と思った
のは小林さんもで「三番煎じなのか」
なんてのんきに言ってたんだけど‥

その後仕事が終わるまで観察していた
テルネは、エルマが真面目に働いてる
のを確認すると満足したようだった。

帰り際、会社の戦力引き抜くなんて
許さないよ?と気安い感じで言った
小林さんに対して敵意を向けてきた。

冗談だと言っていたけれど、2度も
本気の敵意‥殺意を向けられてきた
小林さんが死んだって感じたなら、
その時テルネが向けてきたものも
あの時のトールやカンナの父と
同じものだったんだろうと思う。

本当に冗談で何もなければいい。
なければいいけど、少し不安だ。

アーザードとジョージーさんの話
続くと思ってなかったけど続いた 笑

この日はファフニールさんのことを
要注意対象として見張ってたんだけど
ここでジョージーさんと再会を果たす。

ファフニールさんは滝谷と一緒に
ご当地メイドアイドルとやらの
ライブイベントの列に並んでいて
ジョージーさんと小林さん(認識
阻害でトールも一緒に来ていた)も
そのイベントを観にきたようだ。

まあそのイベントはいろんな意味で
カオスだったけど、騒がしくも楽しい
その空間にアーザードはまた何かを
思い出す、たくさんんお人の中で
自分も楽しそうに笑っている光景。

彼は一体何を思っていたんだろう。
イベント会場から外に出ると、彼は
人目につきにくい場所で一人になる。

それを見つけ心配して声をかけて
くるジョージーさんに対して

「そういう場にいるのは好きだった
はずなんだ…だから…今息苦しく
なったのが少しショックでね。」

そんなことを言っていた。昔はあった
賑やかで楽しい場所、もしかしたら
ドラゴンと関わること? でなくして
しまったものだったかもしれない。

実際のところはわからないけれど、
彼の中にあるすっきりしない思いも
ジョージーさんが傍にいてくれたら
気付くと晴れているかもしれない。

なんだか、そんなふうに思えた。
ところで見張りの結果‥ヲタク
モードの滝谷を見たことによって
ファフニールさんの方じゃなくて
滝谷の方が警戒されてしまった 笑

トールをご飯に誘ってきたエルマ。
家事を優先して断ろうとするトール
だったけど、小林さんの言葉に
甘えてエルマの誘いに乗ることに。

まあそれはいいのだけれど‥
実は10巻に入って最初の頃から
小林さんにはたまに目には見えない
何者かの声が聞こえることがあった。

目には見えない、トール曰く
認識阻害を使って何者かがそばに
いるというわけでもないらしい。

どういう原理なのかわからないけど
確かに目には見えない何かがすぐ
そばに存在していたんだと思う。

そしてそれはおそらく、トールと小林
さんが初めて会った日に消えた剣。

トール父がまさか‥と考えてた
内容、詳細はわからないけど、
案外その予想当たってるのかも。

‥悪い状況じゃないならいいけど。
なんだかんだいって今平和なんだ、
それが壊れてしまうような、
悪いことではなければいいな。

エルマの家で、エルマがご飯を
作ってくれてお風呂も沸かして
くれて‥いろいろしてくれるのは
いいけどなんだか様子がおかしい。

エルマがトールに食べ物を譲る
日が来るなんてこと、中々予想
できない展開だったわけで‥

そんな違和感に問い詰めようと
すれば、私達の仲だと言われる。

いろいろあって、最初はずっと
争ってばかりだったのに今は
随分と仲良くなったものだ。

で‥本当にこの空気何ですの 笑

「私には小林さんがいますからぁ!!」

慌てて立ち上がると、トールは
力いっぱいそう伝えてみるけど、
エルマはなんだか寂しそうな顔
をして知ってるよと言うだけで‥

トールもいまいちすっきりしない感じ。
えっと、どういうことなんですかね、
エルマはトールのことが好きなの?
叶わぬ恋でもしてしまったというの?

ちょっと‥急展開すぎて混乱中 笑

~ひとこと~

いやー‥最後急展開でしたびっくり 笑
すっごいモワッとした感じで終わって
この先どうなってくのか全然想像が
出来ておりませんが‥また新刊が
出るのをのんびり待とうと思います。

ところでアニメ2期決まりましたね!

『小林さんちのメイドラゴンS』

ほんとに待ち遠しかった‥また動いて
喋るトール達を観られるの楽しみです。