薬屋のひとりごと 第2巻

著者
原作:日向夏 先生
作画:ねこクラゲ 先生

「噂の薬師殿に頼みたいことが
ある。梨花妃の幼体が悪い、
しばらく見てくれないか。」

帝直々にそう言われては、
断ることなど出来まい。

見てくれ、つまり治せと
命を受けてしまったようだ。

例の白粉は使用禁止とされ、
あとは食生活から改善して
体内に残された毒を排出しよう
と考え動き出した猫猫だったが‥

梨花妃の侍女たちの猫猫の扱いは
ひどいもので、妃に近づくこと
すらさせてもらえない状態だった。

壬氏のはからいでやっと妃に
近づくと、妃に禁止された白粉
がいまだ使われているとわかる。

いやあ‥起こった猫猫怖い 笑
でも、人に毒になるものだと
分かった上で美しさを優先して
毒となるものを塗り続けてたって、
この侍女はなんて恐ろしいことを。

毒となる白粉を頭上からぶっかけ
られてこんなふうに怒られたら、
さすがにもう悪さしないだろう。

いやはや‥怖い怖い www
でもこれでやっと本当に毒を
摂取することが亡くなった。

あとは根気強く排出するのみ。

地道な食事による排出を2ヶ月程
続けた頃には、妃は散歩できる
程度に元気を取り戻し始めた。

でも毒により蝕まれた身体では
いつしか帝の寵愛は潰えてしまい、

「私はもう、子はなせないのかしら。」

そう、不安の声をもらしてしまう。
でも、猫猫のほんの少しの助言で
自信を持てたのではないだろうか。

たしかに‥これは相当でかい 笑
実際になんと言葉をかけたかは
わからないけど、これは昔猫猫が
遊郭の女性達から教えられた秘術
らしいから‥きっと効果はある 笑

まだあなたには武器がありますよ
って、教えてあげたんだろうな。

その後、翡翠宮(玉葉妃の所)に帝
が来ることが極端に減ったという。

きっと玉葉妃のところに行ってる。
バッチリ効果が出たようだね 笑

園遊会という催しがあるらしい。

※園遊会 = 年に二回宮廷の庭園に
お偉方が集い様々な出し物が行われ
たり食事が振る舞われたりする会。
后のいない帝の席には、正一品
(上級妃である四婦人)が呼ばれる。

その会のため、玉葉妃の侍女である
猫猫も綺麗な服を来て化粧でそばかす
も隠さなきゃと言われたんだけど‥

本当は、そばかすなんてなかった。
花街で育った彼女は女に飢えた男に
路地裏に連れ込まれたりしないよう
ずっと乾いた粘土でそばかすの化粧
をしていたんだと話した。花街にいた
頃はそばかすの入れ墨を入れていて、
それが薄れてきた頃に染料を採りに
行った先で人攫いにあったんだとか。

園遊会当日、いつもと顔が違う
猫猫に化粧をしたのかと話す壬氏。

変にごまかすのも面倒で、全て
本当のことを壬氏に話した猫猫。

決して壬氏のせいでひどい目に
あったわけではなかった‥でも
彼は随分申し訳なさそうに謝った。

そして男物の簪を猫猫の紙に挿す。
‥にしても、随分貴重な表情だった。
立場的に、人攫いにあった上でこの
宮廷に連れてこられたということに
申し訳無さを感じたんだろうか。

(売ったら結構な値がつきそうだ。)

なんてことを考える猫猫だったけど

「もう、早速約束を破ったのね。私
だけの侍女じゃなくなったじゃない。」

そう言って、玉葉妃は手にとった簪を
髪にキレイに挿しなおしてくれた。

「私の侍女たちだもの、変な虫がつかない
ようにしるしをつけておかないとね。」

そう言って、この会が始まる前玉葉妃
から5人の侍女達には、それぞれ髪飾り
や首飾りなどをつけてくれていた。

「いい?あなたは私の侍女なんだからね。」

この流れで行くと‥あの簪を挿して
きた壬氏は変な虫ということになる 笑

この簪や首飾り一体どんな意味があるのか。
詳しいことはわからないけど何か独占欲の
現れのようなものなのかもしれないね。

違う意味‥ってなんだろうね。
官が嫁探しでもしてるのかしら?

この後、李白と名乗る武官が大量に
腰帯に挿した簪を一つ猫猫に渡した。

参加賞‥?なんて呑気に考えてる
猫猫だったけど、嫁候補として
気になる侍女に手当たり次第
渡してるのかなと勝手に思った。

「それだけではさみしいでしょう?」

そう話しかけた上で、梨花妃は
猫猫の髪にキレイな簪を挿した。

これって‥梨花妃のところに勧誘
されてるってことでいいのかしら?
これはさすがにな‥いろいろ心配。

上級妃の1人、里樹妃の食事の中に、
彼女には毒となるものが入れられた。

彼女は鯖とあわびが食べられない
‥要するに、アレルギーらしい。

毒見役の彼女は、里樹妃が無理して
食べられないものを口にする様子に
ニヤリと笑った顔を見せていた。

もしかしたら、食べられない意味
を理解していないままちょっと
した嫌がらせのつもりでやった
ことだったのかもしれないね。

その異変に目敏く気付いた猫猫は
壬氏伝いで2人をこの場所に呼んだ。

「難しいことはありません。しかし
一つ間違えれば医官であろうと対処
できない問題であること、ゆめゆめ
忘れないようにしてください。」

酷く恐ろしい表情で毒見役にそう言う
と怯えた様子でそこから去っていった。

料理担当は里樹妃のアレルギーを
きちんと把握していたんだろう。

でも彼女のために他とは別の
材料で作られたそれは、なぜか
玉葉妃の料理として毒味の猫猫
のもとに回ってきていた。その後
毒入りのスープも猫猫のもとに‥

配膳係が間違えたのか、それとも
あの毒味役がどこかですり替えたのか
真相は定かではないが、毒味役により
何かしら手を加えられたことに猫猫は
勘付いてあの2人を呼んだのだろう。

壬氏には、そこまでの話はしていない。
毒味役を呼んだのは注意事項伝達の
ため、配膳係のミスかどうかまでは
一侍女の猫猫にはわからない話だ‥
そう言って彼の質問をはぐらかす。

お偉方がたくさん集まるこの会
で里樹妃が狙われたとなると‥
少々危険な香りがしてきました。

~ひとこと~

大きな場で毒を盛られた里樹妃。
上級妃には玉葉妃、梨花妃の他に
徳妃の里樹妃、淑妃の阿多妃がいる。

この2人は元嫁姑のような複雑な
関係で侍女同士も大変仲が悪い。

その関連で盛られた毒と思ったが、自ら
の侍女である毒見役もそれに携わってる
かもしれないとなると‥雲行きが怪しい。

日本で言えば大奥のような場所だ、
いろいろと問題が多いのはわかるが
随分と恐ろしい問題ばかりだわね‥。