著:赤井ヒガサ 先生

ふとした会話から、レオンハルトに
コーヒーの美味しさを教えようと
リヒトが頑張ってみたわけだが‥
中々に手強い(笑)
コーヒーの旨味を残しつつ
飲みやすいようにとあれこれ
アレンジを加えて飲ませてみるも
にがいっ、まずいっと言われて
リヒトも心が折れそうになる(笑)
そんな中でハイネの一言からリヒトが
思いついたのがカイザーメランジェ。
コーヒーとか、私も苦味が苦手なので
カフェオレにしないとあまり美味しく
頂けない私ですが‥美味しそうです(笑)
その結果レオンハルトも‥
「コーヒーの味はあるけど、苦い
のがそんなに気にならないような。
…ていうか、コーヒーで美味しい
って思ったの…初めて…かも。」
レオンハルトも美味しいと言ってくれたし、
リヒトも新たな発想で客(レオ兄)を満足
させることも出来たし‥いろんな意味で
お互いいい経験だったかもと思った。
リヒト、今後のカフェでの活躍が
また楽しみになってきましたね~♪

アデルがシャドウ(犬)と喧嘩した。
その理由は、大事にしていたハイネが
描いた絵を汚されてしまったのだという。
「アデル、もうシャドウとなんか
あそんであげないっっ。ほかの
おともだちさがすもんっ!!」
そう言って、動物園にやってきた。
いろんな動物を見て、交流してみるも
なんか違う‥となってしまってる様子。
にしても‥こう見てるとレオンハルト
めちゃお兄ちゃんって感じだよね(笑)
レオンハルトは、ブルーノとアデル
限定ブラコンでシスコンみたいです。

動物園から帰ってきたアデル‥
「どんな子とあそんでも…シャドウが
いい!でもシャドウきっとアデルの
こときらいになったの…だから…。」
シャドウは犬だ、正直言ってどこ
までアデルの気持ちや言葉を理解
してるかだってわからないだろう。
でもアデルにとってシャドウは
大事な友達で、そのシャドウに
アデルは酷いことを言ったのだ。
どうしていいかわからなくなって
後悔で泣いてしまうアデル‥ほんと
この子将来きっとどこまでも素敵な
女性になるんだろう‥楽しみだ(笑)
そんなアデルを待っていたシャドウ‥
何か咥えていると思ったらそれは、
シャドウのお気に入りのおもちゃ。
壊れたそれをアデルの前に持ってきた。
「宝物壊しちゃったの?アデル
の宝物だめにしちゃったから?」
「ワンッ」
ほんと、どこまでわかっているのかは
シャドウのみぞ知る状態だったけど、
もしかしたらシャドウは本当に全部
わかった上でアデルを守ったり、
いろいろ行動しているのかも…?
だったらすごくすごくかっこいい!!笑
この後、王子達が度々シャドウさん
と呼ぶ姿が目撃されるようになる。

あるゴシップ誌に書かれた内容。
「王家禁断のタブーに迫る。
第二王子暴力事件の真実--。」
ハイネが来たばかりの時調べた情報の
中にもこの事件の噂はあったらしい。
でも実際に会い関わって知った彼は
そんなことをするようには決して
思えないとても穏やかな人だった。
「俺が暴力を振るった
ことだけは…事実--…。」
カイ王子はそう言っていた。
そしてそれは、ブルーノを
庇ってしたことのようで‥
この記事の被害者となっている
生徒R、実際はブルーノに暴行を
加えていた加害者、それを発見した
カイ王子が手を上げてしまったのだ。
もちろん‥大切な弟を守るために。
カイ王子はとても心優しい方だ、
この行動の理由もうなずける。
ブルーノだって、心配させまいと
事実をカイ王子に隠し続けていた。
そういうのも含めて、カイ王子は
苦しくて仕方なかったろうな‥。

この記事の訂正を求める抗議文を
国からは送っているが、それだけ
ではカイ王子は納得できずにいた。
「…俺、生徒Rと会ってみる。この記事
ほとんど嘘、でも新聞だから取材は
してる…と思う。多分生徒Rにも。
だから嘘の部分はRからも訂正を
求めてもらうように…お願いしてみる。」
カイ王子は‥とても強いな。
そして国王候補として、ほんと
素晴らしい人だなと感じる。
ターゲットにされていたブルーノも
行きたがったが、流石に危険過ぎる
ということで、護衛の兵士2人とカイ
王子、ハイネの4人で訪ねることに。
カイ王子の記事を呼んだ王宮のメイド
達の中には怯えるものも結構いたよう
だったけど‥それでもカイ王子を知り
彼を信じ応援する者もたくさんいた。
「カイ王子ッ、私達はカイ王子のこと
信じております…!!カイ王子が本当は
お優しい方だと、誰がなんと言おうと
おおそばで仕える我々は王子の味方です。
ですからその…負けないでください…っ。」
メイド達の言葉に‥ありがとうと
満面の笑み(仮)で答えた王子だが、
それはとても恐ろしい顔だった(笑)

生徒R、ラルフ・フォン・フックス
という人のもとに会いにやってきた。
カイ王子と来ていて、話をしたい
というウマを伝えると彼は言った。
「…来てるなら、カイ王子
に会わせてほしい。全部
話して…直接謝りたいんだ。」
多分、そんな彼の様子に油断した。
中で話を聞いた時も、王族だからと
異常に優遇されているという噂を
どこかから聞いて、それをきっかけに
手を上げてしまったのだと謝罪した。
和解に繋がると思われた‥でも、
その謝罪は偽りの言葉だった。
フックス以外にも複数の大人達が出て
きて、カイ王子・ハイネ・護衛の1人
マクシミリアンは拘束されてしまった。
‥まあ、カイ王子は力づくで高速を
解いてしまったし、ハイネもどう
やったのか簡単に手錠を外していた。
そしてフックスを手錠で拘束すると‥
「分別のあるはずの大人がこんなことを
しているとは…どうやら再教育が必要な
ようです。さあ、授業を始めましょう。」
昔のハイネとは、一体どんな人だったのか。
まだ明かされることはないが、運動神経、
というか戦闘能力が異常に高い気がする。
「カイ王子が必死に拳をおさえて
くださった手前、私も正当防衛
以上の暴力を振るうわけには参り
ません。王子に感謝しなさい。」
とどめを刺すことはしなかった。

去り際、カイ王子はフックスに
こんなことを言っていた‥ほんと、
心のきれい過ぎる人だと感じる。
でももし将来的にカイ王子が国王に
なったなら‥危険も多そうだけど
それでもとても優しい国になる。
どれだけの悪行を働いてもちゃんと
改心すれば立ち直るチャンスが有る。
フックスにはもしかしたら、今後
唯一の救いになるかもしれない。
王子達には、きっとまだまだ欠けて
足りない部分がたくさんあるだろう。
それでもそれぞれとても素晴らしい
ところもあって‥素敵な人達だな。
~ひとこと~
今回の件、何者かに王族の悪い噂を
聞いたというフックスの言葉、その
何者かを教えてはくれなかったけど、
ハイネには検討がついていたんだろう。
ローゼンブルク伯爵‥多分彼だ。
フックスの屋敷を出ると、彼が
待ち構えていてハイネにこう言う。
「私突き止めてしまいました。
貴方の正体。少しお話をしま
しょうか。アインス様のお城で。」
‥いろいろと厄介なことになった。
ハイネの過去が明かされますね。
アニメ見てるんで同じ感じなら
知ってるんですけど‥なんかもう、
私にとってはやはりハイネは正義。
いや、過去を全て肯定する気は
ないけれど、今の伯爵のやり方に
ハイネが折られるのは納得いかない。
ハイネ、王子達、伯爵のすることに
惑わされないで、お願い負けないで。