同居人はひざ、時々、頭のうえ。 第3巻

著者
原作:みなつき 先生
作画:二ツ家あす 先生

同居人はひざ、時々、頭のうえ。3-1

「そんなやり方じゃこころは動かせ
ない。僕は知っていたはずなのに。」

猫と意思疎通するのは難しい。
言葉が通じないのだものね。

伝えようという思いがあっても、
きっとそれだけで全て伝わる
ものではないんだろうとも思う。

それでも、きっと言葉より
も思いの方に敏感に気付く
ものなんだろうなとは思う。

命令したり、無理やりそうしようと
したって心を動かすことは出来ない。
それを自分の人生を通して知ってた。

そういう、思いを伝えようと
するってのは、難しいけど
すごく大切なことだと思った。

「…陽、お…おいで…。」

一生懸命思いを込めて、そう
呟いた素晴のところに、少し、
様子を伺いながら陽はやってきた。

陽を幸せそうな表情で抱きしめる
素晴に、陽も幸せそうな顔をする。

…そんなのも束の間で陽は素晴を
蹴飛ばして離れてしまったけどもw

同居人はひざ、時々、頭のうえ。3-2

ハルと呼ばれることを、ご飯
の合図だと思いこんでいた陽w
でも、久々に再会した弟猫と
話していると、実はそうでは
なかったということに気付く。

「おねえちゃんのこと、
よんでるんじゃないかな?」

「ななちゃんはぼくをよぶときね、
『はち』っていうんだよ。そう
いうのナマエっていうんだって!」

「ななちゃん、ぼくがいくとうれし
そうだからぼくもうれしいんだ!」

そうやって笑顔で話す弟に少し困惑
する陽だったけど、素晴に呼ばれて、
近づいて見るとすごく嬉しそうな顔を
する素晴に、陽もすごくあったかい
気持ちになれたのかもしれないな。

ただ、お姉ちゃんの威厳もあったろう。
恥ずかしくて素晴を蹴飛ばしたのねw

同居人はひざ、時々、頭のうえ。3-3

陽にふっとばされたのは玄関。
するとそこに大きな男が…

「ななとどういう関係ですか?」

すごい形相で睨まれる素晴。
初めは変質者かと…なんて誤解を
されたが、すぐに解けたようだ。
その男…押守さんの弟さんらしいw
姉を守ろうと必死だったんだなw

話してみると、とてもあったかい
人なんだろうということに気づく。
そして…彼はまさかの素晴の小説の
大ファンで…素晴の小説が連載されて
いる雑誌を大量に持っていたのだ。

「…猫の出てくる小説があって
その猫がちょっとハルさんに
似てる感じします…。」

「猫のキャラもいいんですけど、
誰の手も借りずに事件を解決しよう
とする主人公が恰好良いんス。」

そんな言葉に、自分がそれを書いている
ことを話すこともごまかすことも出来ず
押守さんの家を飛び出してしまう素晴。

でも、弟さんの思い出素晴の中にも
小さな変化が生まれたように思えた。

「あのひとつひとつ、
誰かが生きているんだな。」

ずっと自分一人で小説を書いてきた。
そう思っていた。それでも本当は
自分が小説を書いて、編集して、
買って読んでくれる人がいて。

それぞれに人がいるんだな…。
あたりまえのことかもしれない。

でも今まで一人を好んで周りの
意見や言葉を避けてきた素晴に
とってはやっと気付けたこと。
また…何か変化があるかしら?

同居人はひざ、時々、頭のうえ。3-4

大翔が、年の離れた弟妹を連れて
突然家にやってきた(突然はいつも)w

そこにいた…高校生くらいかな?
渚という女の子もいて、幼い頃
よく大翔について回ってたらしい。

そんな子が出てきたんだけど…彼女
もしかしたら素晴のこと好きなんじゃ
ないかな~って雰囲気がしている。

一生懸命話す機会を伺って、話題を
探して話しかけてきてるように思えた。

「素晴さんのおすすめの
本ってありますか?」

そんな問いかけにどう応えていいか
分からずに一度その場を離れた素晴。

「…いきなり、馴れ
馴れしかったかな…。」

なんて思った渚だったけど…
素晴が出た行動は自分なりに
おすすめの本を伝えることだった。

素晴はいろいろ不安がってたけど、
渚はすごく嬉しかったみたいです。
素晴もこうやって少しずつ人と
関わりを持って変わってくのかな。

同居人はひざ、時々、頭のうえ。3-5

大翔達兄弟がやってきて、
逃げ回る陽と騒がしい兄弟の
相手にてんやわんやの素晴。

兄弟達が帰る頃にはクタクタな
素晴と陽だった。ノラだった頃
トラ姉さんには気を抜いちゃダメと
ずっと言われてきたみたいだけど、
それでも自分が気を抜ける場所が
今は出来たんだよね…陽良かったね♡

同居人はひざ、時々、頭のうえ。3-6

今までの素晴なら絶対に
断っていたであろう仕事。

『サイン会』

ここ最近の色んな人との交流の
影響もあってか、受けてみよう
と思ったのかもしれないね。

でも、当日盛大に後悔してたw
そんなサイン会も残り時間僅か。
そこにやってきたのは押守さんw
弟さんと会った時に話せなかった
自分の正体がこんな形でバレ…w

さて、こんな形で終わった。
作家名「三日月」ってんだね。
朏って名字も知らないだろうし、
押守さん気付かなくて当然かw

…さて、気になる続きは次巻w

サイン会で素晴が家を空けたまま
だったその頃、餌や水は用意して
来たものの、帰ってこない素晴に
寂しさや不安を抱く晴だった。

サイン会は仕方ないし、素晴も
実は家を長く空けていることで
陽を心配する気持ちもあった。
…早く再会させてあげたいね。

~ひとこと~

とっても心が暖かくなります。
猫と人のお話、こんなに心が
暖まるんですよね…猫好きだから
ってだけではない気がしてますw

素晴と陽、それぞれの不安や思い。
すれ違ってばかりだけれども、
互いに大切に思う気持ちは一緒。

きっとこれからもすれ違うことは
多いかもしれないけど、それでも
この1人と1匹は一緒にいるだろう。

また次巻、楽しみです♡