同居人はひざ、時々、頭のうえ。 第2巻

著者
原作:みなつき 先生
作画:二ツ家あす 先生

同居人はひざ、時々、頭のうえ。2-1

扉を閉められてしまった陽は、
やっぱりあの扉の向こう側は
私のいていい場所じゃないんだ。

そう感じてしまったらしい。
前にも、そうやって追い出され
ちゃったのかな…でもそこで陽は…

「ぜんっぜん気にしてないもんね!!!」

わりとタフな心の持ち主だったw
とはいっても、強がりっぽいけど。

陽が外にいる状態で扉を閉めて
しまったことに気付いて素晴が
陽を迎えに来た頃には、完璧に
いじけモードに入っていた陽は、
迎えに来た素晴を無視して
家を出ていってしまった。

動揺するわ落ち込むわで、出て
いくならそれでいいなんて初めは
拗ねた態度をと言っていた素晴
だけど、事故にあったら…なんて
不安になったらいてもたっても
いられず探しに走り回った素晴。

結局見つけられずに帰ってきた
家の縁側には…陽!?ひきこもりの
体力の限界と安心で倒れる素晴。

そこに擦り寄っていった陽だった。
陽もね、いじけて出てっちゃった
けど、私がいない間に素晴はまた
ご飯も食べないで倒れちゃうんじゃ、
死んじゃうんじゃ…なんて心配して
結局は帰ってきちゃったんだよね。

もう私は自由、行きたい所に行ける。
そう思ったのに、家に戻ってきた陽。
彼女にとって、素晴の家はいたい場所
になってたんだろうね、いつの間にか。

自分を見つけて倒れる素晴を心配して
かけよると、素晴はボロボロな表情で
泣きながら「おかえり」と言った。

その言葉の響きは陽が知ってるものじゃ
なかったけど、とてもとても優しくて
あったかい…素晴のそういう気持ちは
きっと陽にも届いていたんだろうな。

もう、どっか行っちゃったり
しないでね。陽の帰る場所は
もうこの家だけなんだから。

同居人はひざ、時々、頭のうえ。2-2

陽が家に帰ってくると、苦手な
河瀬さんの他にもう1人騒がしい
人間が増えていることに気付く。

彼ね、素晴とは腐れ縁らしい。
彼、矢坂大翔(やさかひろと)は
いろいろ事情があり空腹になり
何を思ったか親友(大翔が勝手に
そう言ってる)の元へやってきた。
それが素晴の家だったらしいけどw

ぷち家出事件も無事解決したけど、
今度は素晴がいじめられてる…!?
なんて感じた素晴を一生懸命に
守ろうと彼らに威嚇したのだったw

ほんと、猫と人。お互いの言葉は
全く通じ合えていないけどお互い
大事に思ってるってことはすごく
伝わってくる2人(?)だなって思う。

同居人はひざ、時々、頭のうえ。2-3

陽の家出事件を経て、また家を
出てしまった時に困らないように
首輪を買おうということになった。
首輪を付けて住所も書いておけば
いざって時便利ですからね~。

そしてペットショップに来た素晴。
彼女の話を聞いて、不安もあったけど
昔母親が自分に似合おうだろうと服を
買ってきてすごく嬉しそうにしていた
ころを思い出した素晴は、一生懸命
陽を思い浮かべて可愛い首輪を購入。

首輪をつけるのは手間取ったものの
無事つけてみると、とても可愛い。
あの頃の母親の笑顔のように、素晴
もとても嬉しそうな笑顔を見せた。

同居人はひざ、時々、頭のうえ。2-4

首輪を付けられた陽、最初は
違和感を覚えたみたいだけど、
嫌がってはいなかったみたい。

大丈夫かな?って、心配そうに
見ていた素晴の視線のせいも
あったのかな?陽にとっても
いい感じのものになったかな?

同居人はひざ、時々、頭のうえ。2-5

首輪を買った日、ペットの定期検診
と言うものの存在を知った素晴は、
ある日陽を動物病院に連れてきた。

そこで聞こえてくるのは動物達の
悲鳴(陽には言葉として聞こえる)。

私は一体どこに連れてこられたんだと
怖がる陽だったけど、弱いところなんて
見せたら素晴を守れない!!なーんて、
昔も今もお姉さん気質な陽さんですw

そこで出会ったわんこ。この子は
実は素晴の家のお隣さんの子らしい。

どこか痛い時にここに来るとそれが
治る。いろんな動物の話を聞いて
そういう場所だとわかるも、自分は
元気なのになんで連れてこられたのか
と疑問に思うのだった。するとわんこ。

「きみがいたいのかもって
しんぱいだったんじゃないかなあ。」

カゾク(家族)、きっと今の素晴と陽に
とってはお互いだけが家族なんだろう。
だから大事だし、心配だってするんだ。

ケースに入った陽をじーっと見て
いるわんこ…素晴は陽が危ないって
思ったのかな…実際何も危なくは
なかったのかもしれないけれどw

自分の事を心配してくれる人がいる。
私がなんとかしなきゃってずーっと
思って頑張ってきた陽にとって、
それはどんな気持ちだったんだろう。

同居人はひざ、時々、頭のうえ。2-6

病院に行くと、やや太り気味だと
言われてしまった陽。素晴は仕事上
定期的に餌を上げたりすることが
出来なかったため、一先ず皿に
大盛りに餌を入れていた。元ノラだし、
生存本能というのだろうか、食べれる
時にがっつり食べなくちゃみたいな。

その結果がこの太り気味なようだw
病院から家に帰ると、偶然ご近所さん
だというペットショップのお姉さんが
話しかけてきた。太り気味なことを
相談してみると、後日改めて…という
ことでわざわざ家までやってきた彼女。

押守なな(おうかみなな)さんという。
素晴の家で一通りアドバイスをくれて
帰っていったんだけど、まさかの家の
鍵を忘れていった彼女にそれを届ける
ために彼女を追いかけていった素晴。

その鍵のキーホルダーからは、
懐かしい匂いがしたのかな?
陽が気に入って離さない+爪に
絡まってしまったようで陽も
一緒に押守さんの家を訪れると
そこにいたのは陽によく似た猫…?

~ひとこと~

はい~こんな感じで気になる
終わり方をしてくれたなw

この子は、陽の兄弟(妹)?
詳細はまだ謎だけれど、
陽がずっと会いたかった
存在なのかもしれない。

では、また次巻!!