[BL]恋する暴君 第12巻

著:高永ひなこ 先生

「引っ越しはしない!」

まあ森永の自業自得なんですけど 笑
前巻でなんとか引っ越すということで
話がまとまった時に、森永が言った
内容により、巽先輩は自分の身を守る
ために鍵付きの自室は絶対死守すべき
だったと思い出してしまったようだ 笑

「オレ帰る度にセンパイの
ベッドで寝られるんですね!」

こんなこと言わなきゃ良かったのに 笑
言わずにワンルームに引っ越しすれば、
実際その時になってしまえば先輩はまた
流されて一緒に寝ることになっただろう。

なんて悪いことを考えてしまうけど、
森永は口に出し確認してしまったため
そのお話はご破談になってしまった。

結局は最初言っていた通り今の部屋を
借り続けるということで話はまとまり
良かったのに、今日も今日とて森永は
愚痴をこぼしにヒロトくんの所にいた。

「もうすっかり週末は出来るってのを
心の支えにしてたから…浜松行きを
どう乗り越えたらいいのか…。」

森永はやっぱりアホな子だった 笑
ヒロトくん今日もお疲れさまです。
私はヒロトくん好きすぎですね ←

そんな所から12巻、始まりまーす。

毎週末に帰ろうとしていた森永だけど
忙しすぎてへばってしまい、全然予定
通り帰ることが出来ない日々だった。

そんな中、

本社営業所のMR(医師や薬剤師に自社の薬に
関する情報を手依拠する仕事)・久世さんを
指導員として1ヶ月ちょっとの間OJT(実際の
職場で実務を通して学ぶ訓練)が始まる。

久世さんと挨拶を交わしたその日、
親睦を深めたいからと言って連れて
行かれたのはまさかの、ゲイバー 笑

いろいろあって、ゲイだとバレて
しまった森永は思い切り警戒して

「付き合ってる人がいる
のでごめんなさい。」

なんて頭を下げるけれど久世さんは
決してそういう気持ちでこの場所に
連れてきたわけではなかったみたい。

きっと悪い人ではないんだと思う。

でもね、この後にね‥きっとこの日親睦も
兼ねてと森永を誘うきっかけになったこと
っていうのが、挨拶した時出た神木さん
(いずれ森永の勤務先となる予定の研究室
(ラボ)で、森永の指導員になる予定の人。
若く見えるけど年齢は28くらいの男性。)
のことが本題だったんじゃないかと思う
‥久世さんはそれを否定していたけど 笑

「ひとつ…言っときたいんだけど
…神木はオレが狙ってるから
手出さないでくれよな?」

この笑顔を崩さないままそう言った
久世さんは、いつぞやの森永のようで
笑顔が笑って無くて少し怖かった 笑

そんな上司の下で森永は働くようです。

巽先輩としては森永と付き合ってる
なんて否定したいだろうし認めたく
ないだろう。でも彼の態度や発言は
うそをつくのが下手すぎて、状況を
ぼんやりながらも把握している田所
くんは良心で言ったんだと思うんだ。

「大丈夫ですよごまかさなくても…オレ
別に…そーゆーのに偏見とかないし…。」

「つまり…お2人が…付き合ってても…
それはオレは全然いいと思うし…。」

でもそれを言われた巽先輩は顔を
真っ赤にして…最終的に激怒した 笑

「つきあってなどいない。」

「森永が…なんか…言ったのか…。」

そしてその矛先は森永へ。田所くんは
否定してくれたし直接付き合ってると
言ってきたわけではなかったけど‥
まあ森永の自業自得だよねこれ 苦笑

忙しすぎてへばりまくって、結局
浜松に来てから2ヶ月もの間全く
帰れていなかったそんな矢先だった。

これまでは森永を心配してか先輩の
態度も比較的優しかったんだけど‥
二度と帰ってくんな言われてしまった。

これはなあ‥まずいですよね 笑
詳細は話してくれないまま、ただ
田所くんの名前を出していたことで
自分が忠告したあれがバレたんだと
だけは把握したようだったんだけど‥

先輩が怒るに至った経緯を知らない、
教えてももらえなかった森永は1人
最悪な展開を想像してしまっていた。

帰ってくるなと言われ喧嘩してからも
森永からは何度も連絡を入れていた。
でも電話は無視ラインは既読スルー。

(怒ってるだけならともかく
…出るに出られないような
状況になってたりしたら…。)

そんな不安から日々の仕事はこなす
ものの、ずっと寝不足気味で体調が
悪そうに見えた。その週末なんとか
仲直りしようと仕事を終えるとすぐ
名古屋に帰ると連絡を入れるも‥
用意をして家を出たところで森永は
意識を手放し倒れてしまっていた。

帰って来たって入れてやらねーとか
思っていた巽先輩だけど、帰ってくる
時間は聞いてないしいつまで経っても
来る様子のない森永を心配になった。

最終はとっくに終わっしまってる、
でも一向に連絡が来ることはなく

『予定変わるなら連絡
くらい入れろボケナス』

素直に心配と言えない彼は文句を
送り風呂に入ってくるも既読すら
つかないまま‥そして今に至る 笑
次の日森永の住む部屋を目指して
わざわざ浜松になってきたのだ。
ほんっと、この人素直じゃない。

社員寮の玄関先で倒れているのを
見つけてくれたのは、たまたま寮の
同じ階に用があって寄ったという
久世さんだった。森永は風邪だから
大丈夫と言っていたみたいだけど、
心配して久世さんがこの部屋まで
医者を呼んでくれたようだった。

先輩来てくれたし、過労はともかく
ストレスの原因についてはきっと
ちゃんと話して誤解もとけたなら
きっとすっきりするだろうから。

きっと‥大丈夫だよね?

森永がずっと不安がっていたのは
田所くんを牽制するようなあんな
態度や発言をしてしまったことに
よって先輩嫌なことを言われたり
辛い思いをしてないかってこと。

きっと過去に自分が味わったような
恐怖や苦痛を、大好きな人にまで
味わわせることになるきっかけを
与えてしまったんではないかって
恐怖して後悔して怯えたんだろう。

結局のところ、田所くんは周囲に
不用意に話すような人じゃないし
森永が不安に思う必要なんてない、
ちゃんと信用していい相手だった。

でもやっぱり、離れてて今も
一緒に過ごしている時間がある
わけではないなら余計に不安に
思ってしまう部分もあったのかも。

先輩もさ、こんなふうに思ってた
なんて知ったらこれ以上怒れなく
なってしまったみたいだった。

今回は大丈夫だった、森永の思う
通り田所くんはお喋りではないし
人のことを周囲に噂するような
人でもなかったから良かった。

でも今後はわからない、大丈夫と
思った相手もその真実を知った時
思いもよらぬ行動に出てくる人も
いるかもしれない‥今後はいくら
嫉妬したからと言って、牽制する
態度を取るにも気をつけないとね。

そういう意味で、怖かったろうけど
いい経験にはなったかもしれない。

ゼリーやおかゆなど、必要そうな
ものをいろいろ買ってきてくれた
先輩はその日中に帰ろうとした。

でも森永は、やっと会えたのに
すぐに帰ってしまうとか、具合が
悪いのもあって寂しくて仕方ない。

駄々をこね、襲いかかろうとして
でも体がいうことをきいてくれず
‥なんとか先輩の帰宅を阻止した。

そこから同じベッドで寝る所に
至るまで、先輩のことですから
簡単に受け入れてはくれなくて
いろいろあったんだけど 笑笑
なんとか一緒に寝られそうです。

また浜松来てねっていう森永に、
先輩はお前こそまだ一度も帰って
来てないだろうと言い返した。

都合がある、それは仕事だったり
研究だったりいろいろあるだろう。

それに森永は、今必死に仕事して
社会人としての生活に慣れること
を最優先にするべき時期だと思う。

森永の中で何より先輩と一緒に
いたいとか会う時間を作りたい
ってのが最優先になってるから
どうしても頑張りすぎてしまうし
無理をしすぎてしまったりする。

頑張らなきゃ、頑張らなきゃ、
きっとこれが悪循環を起こしてる
部分もあったのかも知れないね。

先輩、言うこと厳しいことも多い
けど森永のこと心配してるんよ。
森永もそれをわかって、今はまず
仕事に集中して慣れることから。

そうしたらまた、無理すぎない範囲で
名古屋に帰ったり会う時間を作れる。
そういうことだ。焦ることないよ。

ほんと‥相手が先輩で良かった。
森永の悪いとこ注意してくれる
ような人で良かったと思うよ。

次の日‥に至るまでまあほんと
いろいろあったんだけど割愛 笑

次の日には森永の体調は
すっかりよくなりました。

ご丁寧に静岡土産を買って帰った
巽先輩は、またもや全く誤魔化せて
ない誤魔化しを田所くんにしてた 笑

森永から謝罪(と口止め)の連絡が来た
という田所くんは報告し改めて勘違い
をしてすみませんと謝罪を口にすると

「何があったか知らねーけど…なんか
…それ…あいつ随分気に病んでたみたい
で…その、人に言うなよ。頼むわ。」

田所くん自身は大丈夫、
快く受け入れてくれた。

でも危ないのはきっと美春
さんの方だよね‥絶対 笑
彼女はめちゃくちゃ勘がいい。

周りにバレたくないんだってわかった
上で田所くんは美春さんを警戒して
助言してくれているみたいだった。

森永がいなくなったことで少々
こういう面での不安はあったけど、
田所くんが心強い味方になりそう 笑

~ひとこと~

12巻でした~本当の意味でやっと
丸く収まったかなーと思います。

番外編で美春さんの友人である
松川桃子って人の話が描かれてて
彼女は巽のファンらしいんですが‥

田所くんがしっかりフォローして
くれてるおかげで美春さんは2人の
関係を本当の意味では知らないけど、
いつからだろうか‥わからないけど

(あの2人どう考えても…
おつきあいしてるのでは…?)

松川さんの方は気付いてた 笑
なんて内容のお話もありました。
美春さんにそれを話すでもない
様子だったので今後も温かい目で
見守る腐女子(予備軍)であって
ほしいと心から願っておきます 笑

12巻でスッキリまとまったと思ったら
また13巻らへんでハプニングが起きて
いないとも言えませんが‥次巻では
週1とは言わずとも月1くらいでは
名古屋に帰れるといいねと願った。

最後に‥
描き下ろしが可愛すぎでした !! 笑