著:高永ひなこ 先生

先輩が、やっと帰ってきました。
帰ってきたのは嬉しいけど、
帰りの日をちゃんと教えて
くれなかったことに対して
少々がっかりする森永…。
でも、教えてくれなかったのには
理由があった…。教えたら、
空港でもどこでも、場所を
わきまえずにキスしたり
抱きついたりしかねない。
それじゃあ困る…ってね。
それでペースを狂わされるの
困るっていうけど…なんか
嫌がっているというよりは
どうしていいか分からなくて
困っている感じに見えます。
内心、嬉しく思ってしまう
所が少なからずあるのかも
しれないね。けど、そんなわけ
ないって認められない…的な。

巽パパが帰ってきました。それに
合わせて巴くんも帰ってきて
そこに黒川さんと磯貝さんも
ついてきて、磯貝さんがいる
ことを知った森永も参加して、
なんか全員集合!!みたいに
なってるこの状況です。
これから住む場所のこと…等を話す
ために帰ってきたような感じです。
そこでね、黒川さん、言いました。
さすがに驚いた。てかきっと
知らなかった人みんな驚いたw
パパさんも固まってますわ。
けどね、巴くんの思いも聞いて
ちゃんと認めてくれたんです。
いいなパパさんですね、ほんと。

巴と黒川さんにとっては、
とても幸せな出来事だった。
けど森永にとっては、自分と
重ねてしまって、過去を
思い出して…少ししんみり
してしまうようなことだった。
きっと誰よりも家族に認めて
もらいたいものだと思う。
それを全て否定されてきた
森永だったからね…。
そんな思いを察してか、先輩
今何しようとしたのかな?
慰めたかったんだろうな。
先輩の、こういう無意識な
行動が増えてきた気がする。

「何いってんの?兄さん今は
森永さんと二人暮らしだよ」
かなこちゃん言ってしまったw
先輩隠してたのにね www
まぁでも、この反応だし
今までその事実を誰にも
言わなかったのも…森永の
思うように意識してるん
だろうってことだと思う。
素直になれないね、中々。

これから住む場所の話。
そりゃあね、森永はある意味
辛いと思いますよ、同居。
そばにいるのに何も
出来ないんだから。
けど、それでもそばにいたいんだ。
先輩が悩んでいた理由を聞いたら、
こんな、森永を思ってのこと
だったなんて、思わないよね。
二人の思いをやっとお互い話して
もう悩む必要ないよね?
最終的には、現状維持って
ことで話がまとまりました!

同居に関する言い合いの後、
まぁ、こういう感じになった
わけなんですけども…
嬉しかったのかな。先輩も
すごく森永を求めてて…
いつもなら絶対名前なんて
呼ばないし。森永のために
言ってる感じなのかもだけど
心も少しずつ開いてくれてる
そんな感じで泣きそうになった。
~ひとこと~
6巻もいろいろありました。
けど最終的には、良かった!!!
ちらほら泣きそうになるシーンが。
涙もろい人はハンカチ用意ですw
これから、先輩と森永は
どうなるのかな??
「俺はホモじゃねぇ!!!!」
「先輩はホモなんかじゃないです。」
「俺だから、特別に
先輩の体が受け入れて
くれてるんじゃないの…?」
きっと先輩は、ずっとホモは受け入れ
られないままなのかもしれない。
それでも、森永を受け入れてる。
森永だから受け入れられる。
そんなふうになって
いくのかもしれないね。