一週間フレンズ。第1巻

一週間フレンズ。1-1

友達にはなれないと最初に
言われた。記憶も1週間で
見事に消えてしまった。

「…それでも俺は、
藤宮さんと友達になりたい。」

長谷くん、諦め悪いんだよねw

藤宮さんの身に起こる現象が
一体どういうものなのかは
まだよくわからないけど…
長谷くんがいたらきっといつか
大丈夫になるんぢゃないかな??

一週間フレンズ。1-2

思い出を忘れないために、少し
でも思い出せる可能性を信じて
長谷くんは藤宮さんに日記を
書くことを提案した…。

けれど結局は何も思い出せず、
長谷くんの期待を裏切れまいと
少しは覚えてるなんて嘘をつく。

そんな彼女に気付いた長谷くんの
言葉。どんなに救われるだろう。

いつかきっと、記憶が消えない
ようになるといいね、藤宮さん。

一週間フレンズ。1-3

長谷くんのために、砂糖の
グラム数まで測って好みの
卵焼きを作ってきてた藤宮さん。
その好みの分量が18gだった。

数学の時間に答えが18の問題が
あって、その数字で忘れていた
はずの記憶が蘇った。すごいよね。

きっと、この先も思い出す。
いつか忘れなくなるよね!??
初めて思い出すことが出来て、
すごく嬉しかっただろうな。

一週間フレンズ。1-4

お休みの日に、初めて
2人で遊びに行った思い出。
その時に行ったドーナツ屋で

「等比数列だね。どの数字にも
なり得る可能性があるんだけど、
決して0にはならないんだよ。」

って話をしていたんです。

長谷くんの言葉でそれをまた
思い出したの、藤宮さん。

彼女の記憶、原因はまだ不明
だけど数字が関係すると記憶が
戻りやすいのかもしれないね。

一週間フレンズ。1-5

長谷くんの親友の桐生くんにも、
藤宮さんのことを話してみることに。

桐生くん、口は悪いけど、
根はすごくいい人なんだよ。
彼に話して、正解だった。

一週間フレンズ。1-6

藤宮さんが教室に日記を忘れて
取りに行った時、ちょうど
自分の悪口を言っている
のを聞いてしまった。

そんな時に偶然通りかかった
桐生くん、何も言わずに藤宮さん
の日記を取りに行ってくれた
んだよね。でこの状況。

なんつーか、かっこいいな。
愛想は良くないけど、すごく
優しい人なんだよな。

こんなことがあって、

「友達の友達ってなんか
めんどいから、勝手に
友達ってことにしとくわ」

なんて桐生くん言ってた
のに、次の週桐生くんのこと
覚えてたってオチつきです w

まだ友達ではないご様子。
桐生くん、なんかドンマイ w

~ひとこと~

一週間フレンズ。第1巻でした。
のほほんと読くことが出来ました。

記憶がなくなるっていうのは、
正直とても怖いものだと思います。
それも定期的に、友達との楽しい
記憶だけなんて、つらいです。

けど、こうやって支えてくれる、
信頼できる人がいる状況なら
きっと頑張れるなって、とても
暖かい気持ちになりました。

まだわからないことが山程ある。
なんでこうなったのか、どう
したら記憶をなくさなくなるのか。
いつかはきっと大丈夫になる
…そう信じたいですね。