著:ありいめめこ 先生

(両想いになっても、あんなに
くっついてもらえても、いっぱい
約束や言葉をもらっても、また
別の不安を探し始めてしまう。)
支倉の行動の理由、それは、
あえてヤキモチを妬かれる
ようなことをして気持ちを
確かめるっていうことだった。
最終的にキスはされてない。
支倉だって健介以外になんて
したいとも思わないだろうしw
しそうな、してそうな写メを
健介に送りつけることが目的。
でもね、支倉はとっても美形で、
いい匂いがしたらしいです…
康介さんしか見えてない正広が
一瞬クラッと来ちゃうレベルw
その場はなんとか事なきを得た
…のだけれど、支倉の気持ちが
解決するにはもう少しかかるかも。
それでも正広の話を聞いて、写メを
送ることだけはやめようと思えた。
きっとどれだけ進展したって
この不安な気持ちは変わらない。
むしろ次から次へと不安は増える。
恋って、そういうものだよね。

やっと言えたね、正広。
不安になったらその分だけ聞けば
いい、確認すればいい。そばに
いられるんだから、聞く時すごく
怖くたって康介さんは逃げない。
聞いたらちゃんと答えてくれるよ。
安心させてくれるから…わがままが
絶えないのは、それだけ正広にとって
康介さんが誰にも渡したくない唯一
無二の大切な存在だからってだけだ。
大好きなんだ‥康介さんがそれを
受け入れてくれるんだもん、きっと
そのわがまま少しくらい出していい。
そうしないと、ただでさえ年上で
いい大人、憧れの存在で居続けようと
してる康介さんなんて余計にわがまま
言えなくなっちゃうんだろうしねw
それにきっと…康介さんは正広のそういう
わがままもっともっと聞きたいんだろうな。

旅行中も、その前からだったかな??
康介さんは度々何かを言いかけてた。
「結婚しよう。
んで一緒に暮らそう。」
ずっと言おうとしてたのかもしれない。
でもそれに対して正広は即答できず…
「すごくすごく幸せなことなのに、
い、一緒に住んでたら色々まずいん
じゃとか…そもそもケッコンなんか
したら康介さんがなんか言われるんじゃー
とかいらんこと考えてオレってなんで
嬉しいとだけ言えないんでしょう…!?」
明らかに挙動不審な反応をした後に
やっと絞り出したのがこんな言葉だった。
結局、なんだか遠回しな答え方しか
出来なかった正広だけど、こういう
とこも含めて康介さんは受け止めて
くれるんだろうな…というかね、正広の
言う通り康介さんも彼なりに必死なの。
それを、正広なりに全力で受け止めた
結果がこれで、きっとこれが正広の
精一杯だったのかもって思った。
…一緒に住むのも、結婚…ってのは
彼らの場合養子縁組ってことでいい
のだろうか??それとも日本出る??w
そこらの詳細はわかんないけど、
そういう実際どうこうの話にはまだ
少し時間がかかりそうだけどね…
これで少しは、正広も幸せって
ものに浸ることが出来る気がした。
一先ず、2人ともおめでとう♡♡

「先に楽しいことが
待ってるって…いいなあ…。」
休みが明け、そんなことを呟きながら
正広が登校するとそこには異様な光景。
健介と弓家は付き合ってるとか言い
ながら手を繋いで歩いてるし、支倉の
クラスは支倉がどんよりした空気を
放ってるせいで支倉を崇拝する支倉教
によって真っ暗な空間が作られてるし…
(やる気なくしたし…消そ。)
そう言っていたのに、いきなり
彩香さんが話しかけるから操作を
謝ったのだろうか…送ってしまった。
それで少々言い合いになっていた時に
口を挟んできたのはまさかの弓家だ。
「じゃあ別れようよ!」
…???w
「本気で別れるんじゃなくて距離置くの。」
「大柴くんはふつーのカップル同士が
どんな感じかしらないんじゃいのかなー
って。だから距離をおいてる間---
オレと付き合ってみようよ。」
その言葉に、健介は何を思ったか
わかった…そう言ったのだった。
弓家が何を考えてるのかわからん
のが1番怖いところだけど…まずは
落ち込みっぱなしの支倉どうするw

弓家が言う言葉は真っ当だろう。
実際の仮に健介の支倉への気持ちが
正広に対するシゲのような、友情
でしか無いのだとすればの話だが。
でも弓家の離すという言葉は、
健介の中で話すに変換された。
ちゃんと話そうって思ったみたい。
「オレのしなくちゃいけない
ことはたぶん支倉と話すこと。
んで支倉がしたいことを聞くこと!」
きっとこれが、健介なりに一生懸命
支倉のことを考えた結果だろう。
ちゃんと話して分かり合えたらいいな。

健介が支倉のやりたいことを聞くと
言うことを話すと、弓家は突然、
健介に迫るような態度を取ってきた。
でも、あの健介が珍しく鋭いとこ
ついてきたのかもしれないな。
弓家の好きなやつ。誰なんだろう。
ほんとに健介を好きな可能性が100%
ないとは言い切れないとも思うけど。
健介の言葉に、態度に、冷静さを
取り戻したらしい弓家…良かったよ?
健介がちゃんと止めなかったらさ、
きっとこの後弓家はいつもの健介宅に
集まるメンバーから外されちゃう
ことになってしまったかもしれない。
弓家の恋についての真相は謎だが、
あの集いの場は多分また元に戻る。
そのためにもまずは、支倉と健介の
仲が良好に戻ることが第一かな♡

健介の出した答えに支倉は、すごく
嬉しそうな、でも驚いたような反応
を示した。そしてそれを見て健介は…
前に健介、最初に好きになったのは
オレの方だなんて言ってた気がする。
小学校の頃の支倉に対して可愛いって
思ったということだろうか…その頃に
思ったかもしれないどこか愛おしい
ような気持ち、蘇ってきたのかな?
今度は、ここまで支倉が暴走したり、
健介もあらぬ方へ進もうとしたりする
前にちゃんと話を出来たらいいと願う。
~ひとこと~
夏生が落ちている…落ち込んでるのが
正しいだろうか、そんな描写があった。
そこには、恩田先輩って男の人もいて、
彼は夏生の恋を知っているふうだった。
恋してるにしても、彼は結局何も
してこなかったんだと思うし…
わかんないけど、それで正広に
敵意を向けてもお門違いなのだが…
夏生の気持ちとは関係なしに、正広と
康介さんの気持ちは落ち着いてるから
それでいいのかもしれないけど…これ
から先夏生がどういうポジションとして
出て来るのか…正直恐怖ではあるよね。
あとは、弓家が誰かを好きっぽい話
あったけど、その話は今後出てくるん
だろうか…相手は男なのか女なのか。
男なら…出てくるのかもしれないけど。
いろいろと謎を残したままで、最新刊
終わってしまいました…7巻の発売は
大分先になってしまうと思いますが、
入手でき次第また続きレビューします!
それではまた、別の作品で☆