[BL]ひとりじめマイヒーロー 第3巻

著:ありいめめこ 先生

康介さんとの関係が、宝城さんから
その奥さん…支倉姉にもバレた。
そこから、話があると呼び出されて…

康介さんと正広の関係は、教師と
生徒という面では勿論だが正広が
未成年な時点で犯罪…なんだろう。

宝城さんはこんなだけど(←)警察だ。
正広は被害者何だから大丈夫…そう話す
彩香さん、正広の証言によっては情状
酌量の余地もあるかもという宝城さん。

「…オ…オレから迫りました。」

正広の発言は、勿論康介さんを
守ろうと必死に出した言葉だ。
でもそれを聞いて、この友人達は
心配事も増えたけど、それでも安心
してくれたんじゃないだろうか。

康介さんを大事に思うからこそ、正広の
ことを試すような真似をしたんだろう。

ほんと…康介さん愛されてんなぁ…♡

2年生になった。健介は支倉と別の
クラスになってしまったし、去年は
担任だった康介さんも3年の担任に
なってしまったらしい。3年の担任は
忙しさが尋常じゃない上、離れ校舎だ
とか…正広も康介さんも、頑張れ…!!

そんな中、健介宅によく集まってる
仲間、福重=シゲや山部も同じクラスに。

それを喜んで話しかけてくるシゲだが、
そっけない反応も多い上、康介さんの
ことになると嬉しそうな反応をする
ことに少々不機嫌になってしまう。

健介と支倉の関係に関しては知って
いるのかどうなのかわからないけど、
正広と康介さんの関係を知ってるのは
この友人達の中では健介と支倉だけ。

他からしたら大事な一友人だろう。
…気持ちはわからないでもないけど、
これは少々厄介な感じかなぁ…。

寂しいのはお互いなはずなのに、
学校でスネたような態度を取り
出してしまう康介さんに対して
少々ムキになった正広は、通路
で康介さんにキスをしてしまう。

それを偶然にも見てしまったのは
委員長(と呼ばれてる吉田くん)。
キスをしてるってのは付き合ってる?
と思いつつも、委員長も1年の頃から
ずっと健介宅に集まっていたメンツの
1人だ。これまでの間、もしかして
自分だけが知らなかったのかと不安に
思ってみんなの前でその現場を見たと
いう話をしてしまったようだった。

「何…それ、キモッッ!!」

そう叫んだのはシゲ。それに対して、
キレたのは健介だった。拒絶の言葉で
誤魔化そうとした支倉を止める健介。

シゲの本心はどこにあったのか
わからないけど、1度出た拒絶の
言葉はもう止まることを知らない。

「シゲッ!!出禁!!」

正広はもう、大柴家の家族みたいな
もんなんだ。そんな正広と兄を悪く
言うなら、もうここには来るな…と。

委員長の発言の理由ははっきりしてる。
シゲだって…心から気持ち悪いって
思ってたわけじゃないと信じたいな。

だってシゲ正広のこと大好きじゃん。
勿論友達としてと思うけどね、1年の
頃からずっと『勢多川さん勢多川さん』
ってくっついてってた気がしてるよ。

寂しかっただけだって思いたいな。
わかんないけどね…委員長だって
山部だってこうやって言ってくれる。

拒絶されることだってある内容の
ことかもしれないけど、これまで
ずっと一緒につるんできて‥今
こんなことで終わる友人関係
だとは思いたくないなぁ…。

シゲ達との一件を知った康介さん。
本当は2人の間に入って何とかして
やりたいだろう気持ちを抑えて正広を
呼び出した。どうしたらいいのかが
わからず迷って立ち止まってしまった
正広の背中を優しく押してくれた。

正広はすごくまっすぐで優しい子だ。
でもその分、気を使いすぎてたまに
動けなくなってしまうこともある。

そんな時にこうやって背中を押して
くれる康介さんの存在は、やっぱり
正広にとってとても心強い存在だろう。

頑張れ正広…きっと大丈夫だよ。

「オレとももっと色んな話してほしい。」

いつものメンツと一緒にいるのも気まず
かったのか、しばらくの間弓家のいる
グループに入っていたシゲだったけど、
どうにもつまらない…そんな気持ちを
拭いきれないままでいたようだった。

そして覚悟を決めたのかな、正広の
もとに話をしにやってきた。でも、
つい逃げ出しそうになってしまった
シゲを啖呵を切って引き止めた正広。
正広がこんな態度を取れたのはきっと
康介さんの後押しがあったからだろう。

やっと…シゲの本音が聞けた。
やっぱり…シゲは正広のこと
すごくすごく大好きだったわw

そんなシゲに対して、きっと他の
委員長や山部だってそうだ。正広は
大事な友達だって思ってるからこそ
康介さんとのことも言えなかったの
かもだよね…だから、今回はこんな
気まずい感じになって大変だったけど
きっと必要な機会だったんだと思う

(康介さん、オレにも
親友増えましたよ。)

昔は友達も出来ず親友なんて
呼べる存在もいなかった正広。
今はほんと大切なものが増えたね。

シゲと正広の一件が落ち着いた後、
あれこれ荒立てたことの謝罪も込め
シゲはみんなで遊園地を企画した。

シゲと正広は急に仲良くなり、
お互いを勢多川さん、福重と呼んで
いたのに今ではまーくん、シゲだw

遊園地の日、本当は康介さんから
デートに誘われたのだけれど、
今シゲのことも疎かにできずに
悩んでしまう正広を遊園地の方に
行くよう言ったのは康介さんだ。

それなら自分も飲みに行くからと、
彩香を誘い大学時代の後輩(夏生)が
バーテンをやっているバーに飲みに。

彩香と飲みに行ってるんだろう。
2人で…?なんてヤキモチでモヤ
つく正広、でもそれを隠そうと
遊園地でのことを楽しそうに話せば
今度は康介さんがシゲとのことに
ヤキモチを妬き出したのでしたw

お互いのこと大好きだから、別に
何もないって分かってても妬いて
しまう…きっとそういうものだろう。
そうなってしまうくらい、好き。

‥時にはね、言いたくないかも
しれないけど言ってみようよ正広。
きっと康介さん、喜ぶだけだからw

この後、イチャイチャしました♡←

~ひとこと~

学年も上がり、環境も少しずつ
変化する中でいろいろと問題も
発生してしまうものかもしれない。

でもね、自分にとって大切なものを
守るために、迷ったり立ち止まったり
しながらも前に進めば大丈夫ですよね。

彼らを見ていると、そんなふうに前向き
に考えられるようになってきます。
恋も友情も、大事にしていけたらいい!!

さてさてまだ3巻ですよ~☆
これから先のお話は一体どんな
お話が描かれてくんでしょうか。
それではまた、4巻で!!