不機嫌なモノノケ庵 第5巻

著:ワザワキリ 先生

不機嫌なモノノケ庵5-1

今回の依頼は人間からの依頼。
家の中で怪奇現象が起こる部屋。
それをお祓いしてほしいとのこと。

そこの娘は心霊マニアなのか、
お祓いを見たいなどと面白がる。
そこの母親は物怪庵での仕事を
疑い訝しげな表情で見てくる。

お祓いは滞りなく完了したものの、
母親からの言葉は厳しいものだった。

「キミ達本当に”お祓い”なんてできるの?」

「こんな仕事してあんな人と一緒
にいると人生を踏み外すわよ?」

それでお祓いを終えてもずっと
落ち込んだりイライラしたり
している様子の芦屋だった。

一見平気そうにしている晴齋も、
そういうものに納得している
わけではない。それでも、彼の
石はどこまでもハッキリしていた。

「…俺はもういいんだよ、妖怪のために
祓えればそれで…俺はそれでいい。」

晴齋は正真正銘の人間だ。
そんな彼にそこまで思わせる、
そんな覚悟をさせるようなことが
過去に何かあったのだろうか。

不機嫌なモノノケ庵5-2

ある時、突然ヤヒコが巨大化して
しまい元に戻らなくて大変だと禅子
に助けを求められた芦屋と晴齋。

だが、禅子の家(寺?)まで行くと
そこには激怒りの親父さんww
特に芦屋に対してだろうか、
明らかに敵意を向けていた。

そんな態度を申し訳なく思う
禅子だったけど、2人はそんな
ことは気にしてないようだった。
芦屋はちょっと怯えていたけどw

そんな芦屋と晴齋を見て、禅子は
安心したように微笑みを見せた。

(良かった、お父さんも早く二人の
ことを好きになってくれるといいな。)

大事なお父さん、そして大事な友達。
だからこそ、片方でも嫌ってるよう
な状態のままなのは悲しいものね。

ほんとそうなるといいね、禅子。

不機嫌なモノノケ庵5-3

ヤヒコの巨大化の原因はヤヒコが
盗み食いをしたじゃがいもを育てて
いる畑の土であることが判明した。

その土の畑…酷い異臭がする
らしく、多分それは妖怪の匂い。

晴齋が1番、芦屋が2番目に
臭いに敏感なところを見ると
そういう力の強い人にしか
わからない臭いなんだろうね。

畑は泥まみれでモヤもかかって
いて、実際奥に向かってみる
しか原因追求する方法はない。

臭いと闘いながら奥に行くと
そこにいたのは『ノボウ』と
言う妖怪がいた…。隠世に祓って
ほしいけどこの場所から動けない。

そんなふうに言っていた。酷い
臭いのせいでこの場所では隠世
の扉を出せない…と話した晴齋。
…ほんとにかなり酷い臭いなのねw

ノボウさんを連れて一緒にモヤの
外へ連れ出そうとする2人だが、
突然走馬灯のようなものが見えて
元の場所に戻ってきてしまった。

昔、人間の不注意で火事が起こり
ノボウさんが友人と呼んでいた
かかしが燃えてしまったらしい。

突然見える走馬灯のような
ものは、その時の光景だった。

不機嫌なモノノケ庵5-4

自分がこの場所から出られない
のは友人に恨まれているからだ。

ずっとそんなふうに思っていた。
でもこの泥や煙…本当の原因は
友人に対する強すぎる後悔の念。
ノボウさん本人がこの場所に
自分を縛り付けていたようだ。

そんなノボウさんに晴齋は言う。

「ノボウ殿、”離れる
覚悟”をして下さい。」

今までどう頑張っても出られ
なかった。また抜け出せなかったら…
そう話すノボウさんだったけど、
それに対する言葉は揺るがなかった。

「「待ちます(よ)。」」

「あなた方は待ち惚けを食う
かもしれませんよ!…それ
でも待っていてくれますか?」

「はい。」
「うん。」

それでも待つと言ってくれた2人。
ノボウさんは自分の後悔と友人に
別れを告げることを覚悟したようだ。

頑張れ、ノボウさん!!

不機嫌なモノノケ庵5-5

ノボウさんがあの泥と煙の中
から抜けてこられたのは、周りが
暗くなってからのことだった。

随分と時間はかかったけど、
泥に阻まれる道、辛い走馬灯、
自分の後悔と闘ってようやく
抜けてくることができたんだ。

友人にもちゃんとお別れを
告げた。芦屋と晴齋の言葉を
ただただ信じて来てくれた。

ノボウさんほんと良く頑張ったね!
この後隠世に祓われたノボウさん。
これからは、きっと幸せな気持ち
で生きていけるんじゃないかな?

不機嫌なモノノケ庵5-6

帰りの遅い禅子を心配して、
親父さんが迎えにやって来た。
…とそこに、無事もとのサイズに
戻ったヤヒコもやってきていて
親父さんの背中に乗っかる…w

そんなヤヒコを背中から抱き
上げ、普通に会話する芦屋。
・・・親父さんの目の前でw

だが思い返してみれば、笑い面
の時も今も芦屋のお陰で体調が
治っていることに気がついたw

そんな芦屋のことを、禅子は
芦屋は霊感があるから今は
背中に憑いた幽霊を取って
くれたんだよと説明した。

ほんとは背中に乗った妖怪だがw
でもそれで親父さんは納得して
くれたようで…酷く怯えてたけどw

なんか仲良くなったみたいです。
笑い面の時の第一印象から、娘に
まとわりつく悪い虫のような目で
見られていた芦屋、そしてそれに
対して怯える様子の芦屋だったが
今回のことで少しは良好に…なる?w

不機嫌なモノノケ庵5-7

次の依頼主は猪柄嶽夕日滝翁神…という、
現世では神様として祀られている方。
名前難しいので翁様。彼の依頼は、
祓ってほしい妖怪がいるとのことだ。

その祓ってほしい妖怪というのが
目が見えない妖怪なのだそうだ。
妖怪を見ることが出来る人の目を
借りることでしか見えないという。

それも、たった2.3日のことで
その人間の視力もすぐ戻ると
いうことらしいのだけれど。

この、トモリという妖怪。
以前見たことのある現世の
景色が大好きだと話した。

「隠世へ行く前にもう一度…
現世がみたい?…ですか?」

芦屋の言葉に甘え視力を
貸すことにしたのだった。

でも問題は此処から先…
2.3日で戻るという話だったに
5日経っても視力は戻らない。

そんな芦屋に晴齋は告げた。

「もういい。別のバイト
雇うからお前は辞めろ。」

~ひとこと~

5巻でした。ノボウさんのお話は
少しウルっとさせられたお話です。
何にって、芦屋は晴齋にですw

最後とんでもない感じで終わった
5巻でした…芦屋はどうなってしまう?
早いとこ次巻読みましょうかね←