著:ワザワキリ 先生

妖怪にとり憑かれて、高校入学
以来、7日間保健室登校の芦屋。
どうにかしたいとすがったのは、
四畳半の茶室「物怪庵」の主だった―。
さまざまな理由で、現世(うつしよ)に
迷い込んだ妖怪を救い隠世(かくりよ)へ
導く、不機嫌主(あるじ)のモノノケ奇譚。
☆キャラクター紹介☆

芦屋 花繪(あしや はなえ)
ひょんなことから妖怪がみえる
ようになった高校一年生。わけ
あって安倍の仕事を手伝っているが、
その優しい性格が災いし、時には
面倒な仕事を増やしてしまうことも…。

安倍 晴齋(あべの はるいつき)
いつも不機嫌そうな芦屋の同級生。
現世にいる妖怪を隠世へ祓う店
“物怪庵”の主をしており、人間と妖怪
分け隔てなく仕事を請け負っている。

藤原 禅子(ふじわら ぜんこ)
寺の娘。小さくて小学生に間違われる
ことも。一見クールだが、親や寺への
想いは強い。芦屋が親の病気を治して
くれたことを、感謝している。