flat 第7巻

flat7

著:青桐ナツ 先生

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秋は人参が嫌い。
元々嫌いだったのを、
克服させようとして
人参ケーキの失敗作を
食べさせてしまったことで
更に悪化したのだとか…w

それをなんとかして欲しいと
秋ママから頼まれた平介は、
鈴木や佐藤達をいろいろと
試してみるのだが…ことごとく
人参だとバレて食べてもらえず。

そんなことを繰り返すうちに、
嫌いなものは嫌いで仕方ない。
でも秋の好き嫌いを治すために
平介はいろんな人参おかしを
一生懸命作ったから、一口でも
食べてもらえたらきっと平介も
喜んでくれると思うよ…なんて
佐藤に言われた秋は決意をした。

「だめはにん!
かんしゃとけんとーたたーる!」

訳:(一口食べてダメ
なら堪忍してください。
作ってくれた方に感謝と
またその健闘を称えて。)

まだ人参嫌いは治らないかも
しれないけれど、これまでの
平介の頑張りは報われた気がする。

「わりと。」

思ったよりわりとありだった
んだろうな、人参クッキーw

ほんと、秋って可愛い子だよ。
頑張りがいのあるってやつだ。

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周囲から怖がられることは
しょっちゅう、しまいに
つまらない奴などと言われた
鈴木はさすがに気にしだした。

平介や佐藤はなんだかんだ
子供とも程々に付き合えるが、
鈴木は秋と2人になると一体どう
接していいものかわからなかった。

秋にも怖がられているかも
しれない…そう思って短気に
すぐ声を荒げるのを我慢する。

平介や佐藤とは結構仲良く
遊んでいる雰囲気があるのに、
鈴木と2人になった秋はなぜか
ものすごく気を使ってくる。

暇だろうとお絵かき用の
クレヨンやスケッチブック?
を貸してくれたり、ジュースを
用意してくれたり寒いだろうと
ひざ掛けを持ってきてくれたり…

そんな感じでまるで接待かの
ように気を利かせまくる秋。

鈴木の手が冷えていることに
気付いた秋は、危ないからいいと
断る鈴木の言葉を聞かずに温かい
飲み物を用意しようとするが…失敗。

耐え続けた鈴木も叫んだw
鈴木も、大変だよないろいろ。

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幼い頃の平介。秋ママがよく
遊んでくれていた…みたいな
話から昔の話が出てきたんだ
けど、なんか相変わらずだわ。

平介は昔っからこの無表情。
驚いてもくすぐったくても、
イマイチ表情の変化が薄い。

そんな平介を不思議に思って
いろいろ秋ママはちょっかい
かけていたみたいですよ。

おばさんの立場って、確かに
こんなもんかもしれないわ…w
平介じゃないけど、私にも
甥っ子がいて、甥っ子の心を
読むのは中々至難の業ですw

大きくなる頃には、一緒に
遊んだ記憶も薄れてしまう
だろうけれど、ぼんやりとでも
覚えていてもらえたら嬉しいね。

にしても…平介ってどうして
こんな表情変わらんのだろうw

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「おじいちゃんと
おばあちゃんとはいけない。」

平介・秋の祖父母がやってきた。
これでもかってくらいに行動力の
ある祖父母は、結構冗談みたいな
気持ちで孫を遠くに行こうと誘う。

昔、平介もオーロラを見に行こう
なんていわれたことがあるようで、
今回は秋が、遠くにいるであろう、
イルカに会いに行こうと言われた。

退屈は何よりいけないものだと
話す祖母、でもイルカに会いに
祖父母についていったら秋は父母
を置いて行かなきゃいけない…

そんな話を祖母としていた秋。
祖母は、世間話のように軽い
気持ちで言っていたことだった
かもしれないけど、いつでも
まっすぐな秋は本気で悩んだ。

イルカに会いに行くのはとても
興味がある、でも父母と離れて
しまうのはすごく寂しい。

そう悩んでいた時に、平介の
言葉で気付いたんだろうね、秋。

どこか遠くに行ったりするのは
楽しい、でも家にいて、本を
読んだり絵を書いたり、お菓子を
食べたり、そういう時間も楽しい。

きっと親と離れる一大決心を
せずとも、全然退屈ではない。

秋が自分のことでここまで真剣に
考えたのってもしかしたら初めて
かもしれないねって思った。

誰かのこととか、誰かのためとか
そゆのは結構しょっちゅうだけど。
秋がまた1つ、成長したようだw

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秋と関わるようになってから
口調や物事の伝え方には気を
使っていた平介だったけど、
それでも秋がいる場で佐藤や
鈴木と会話をする時なんかは
めんどくさいだのなんだのと
口にすることも多かったわけで…

秋はそれをずーっと聞いていた。
それで気付いてしまったようです。
遊びにお誘いした時にやんわりと
断られた時、秋は平介に言った。

「めんどくさいから?」

平介が上手く答えられずに
いると…秋は諦めてその場を
去ったけれど、虎太郎と話を
した結果、予想外の方向に…w

秋ってなんでこんなに可愛いw
そしていろいろおもろいわww
なんかとことん尽くすタイプ
の子…将来いろいろ楽しみだw

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平介がめんどくさいと感じて
いた事に対して、いろいろと
考え始めてしまう秋だったが…

「寒いから外でるの
やだなぁとか、ない?」

平介のめんどくさいってのはその
程度の日常の一部でしかなくて、
気にしなくて大丈夫なんだって。

秋は優しくてまっすぐで、だから
気にしてしまうんだけれどもね。

家庭科部の差し入れを食べて
幸せそうな顔をする平介を見た
秋は、ボソッと口にした。

「ちょろい。」

そうか、こういう経験をして
軽口ってのを覚えてくのかもなw
たった一言で大きな重みになって
しまう言葉だってそりゃあある
けど、平介や、佐藤や鈴木の
軽口は、軽ーく受け流して
いいような物もたくさんある。

秋が、この先どう成長してく
のかすごく興味深いな。

~ひとこと~

なんだかとても温かい感じに
お話がまとまってきたと感じます。

海藤との一件が一段落した後、
過去のことと忘れかかっていた
平介達に比べ、普通に仲の良い
友達だった平介達に文句をつけ
引っ掻き回した自分を恥じ、
後悔して落ち込み続けている
海藤は…いつ立ち直るんだろうw

最終巻までには彼にも
元気になってほしいものですw