flat 第6巻

flat6

著:青桐ナツ 先生

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「君が許さなくても
友が許しているのだよ。」

そんな言葉を先生に言われて、
自分は不要な怒りを平介に
向けていたのだろうかと考える。

そんな時、平介が友達を理解
してるからこそ何かがあっても
そこまで動揺しないのかもしれない
と思える状況に遭遇した海藤。

全てがそうではないかもしれない。
でも、きっとそういう一面もある。

だからと言って、薄情だとか、
愛がないとか、そういうふうに
感じることは相変わらずで…

「いっぺん全部なくして
みればいいんですよ!」

そんなことを口走った。
その直後平介は偶然の事故で
階段から転げ落ちて怪我をした。

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ある時、階段から落ちそうに
なった佐藤を、平介が助けた。
結果、ケガをした足の痛みが
悪化したわけだったのだが…w

それを見た海藤が言った。

「先輩も人並みだったのですね。」

褒めてるのか貶してるのか、
イマイチわからない言葉だけど
今回に関しては褒めてるだろう。

今まで他と比べて劣っている
ようなことを散々感じていた
平介に大して、そんなことは
なかったのかもと思ったんだ。

友達の危機を平気で見捨てる
程薄情な奴じゃない。そういう
一面を見て、安心できたのかも。

そのまま、海藤は帰っていった。

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そしてそのころ平介は…
自分が階段から落ちた時に
心配して来てくれた友人達を、
今回はおしるこにつられて
家まで来たのだと思っていた
のになくても来るよと言って
くれた友人を、いい人達だと。

彼らが自分に向けてくれる
思いを改めて実感した平介。

「(言いたいことが、なんと
なくわかった気がする。)
なるほど、こういうことかあ。」

海藤が伝えたかったことがずっと
イマイチ理解できなかった平介が、
やっと少しわかった気がした時。

これからは、もう少し穏やかな
関係を築けるのかもしれないね。

flat6-4

お菓子を作りすぎて、親に
お菓子禁止令を出された平介。
もう消え入りそうな勢いで
沈む自分に、昔もこんなこと
あったと思い出す中学時代。

そうして、秋なんかはいろんな
経験をしてどんどん成長してく
のに、自分は何も変わんないな
なんて感じてしまった平介。

そんな時、昔=中学時代の
その時を共に過ごした鈴木が
昔を思い出してしみじみ言う。

「いつのまにかできる
ようになってたんだな。」

昔の禁止令は、ロールケーキを
作って作って、上手く出来なくて
上手く出来るように何度も何度も…
と繰り返した結果の禁止令だった。
お菓子の材料費って馬鹿にならんw

そうなんだよね、変わってない
なんて思っても、自分ではあまり
気付けないようなことでも、少し
ずつ、でも着実に成長してる。

きっとそういうものなんだろうな。
幼い子は、そりゃあ高校生に
比べてものすごいスピードで成長
してくだろうけど、高校生だって、
ましてやいい年した大人だって
いろんな経験で少しずつ変化、
成長しながら生きてんだろう。

なんか改めて、そんなことを
思わされたシーンでした。

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かまってもらいたくて、でも
中々かまってもらえなくて
悪さばかりしてしまう虎太郎。

そのうち、あんまり悪いこと
ばかりする虎太郎に佐藤は…

こたは橋の下で拾われた子だから、
あまり悪さばかりしてると橋の
下に戻されちゃうんだぞー。

なんてことを話した。もちろん
嘘なのだけれど、それを聞いて
悪さを辞めて欲しかったんだろう。

でもそれを信じて、自分は佐藤家
の本当の子供じゃないんだって、
お兄ちゃんやお姉ちゃんたちは
本当の兄弟じゃないんだって、
悪い方向に考えてしまった虎太郎。

それでも、兄弟達のことちゃんと
大好きなんだろうね虎太郎は。
いつもわがままで横暴で、そんな
ところの目立つこだけれど、
そんな虎太郎もこの先いろんな
ことを知って少しずつ大人に
なっていくんだろうなと思う。

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家庭科部に勧誘された平介。
仮入部は何度かしてみるも…
中々決心を決められない。

部活の雰囲気としては、
お菓子もお茶も出てくるし
色々なお菓子を作れるし、
平介には魅力が多かった。

でも実際、部活というものは
自分には向いていないと感じる。

「きもちーほー。」

悩む平介に、そう言った秋。
そうだね、どちらでもいいなら
自分が本当に気持ちのいい方を
選べばいいだろうって思うよ。

で、出した答えが…保留ww
平介らしいよ、とってもね。

~ひとこと~

私は今まで、漫画やアニメで
この人はすごいなって思える
ヒロインやヒーローに憧れ
ながら見ていることが多かった。

でも、flatではまた違うことを
感じながら、今まで考えなかった
ようなことを、改めて考えるいい
機会になってると感じています。

フツウ…なんてのは結構人それぞれ
で、ある人から見れば劣ってると
思われてしまうようなものも実は
フツウだったりするわけだけれど、
そんなフツウの中でも、人は多くを
経験して変化や成長をしていく。

その中には友達や家族、自分を
大切に思ってくれる人もいて、
それを嬉しく感じられるのは
とても幸せなことだなーとか。

あと2巻でflatは完結ですが、
一体どんな終わり方になるか。

最後までお付き合い
いただけたら嬉しいです。